テストをお願いしていました試作品の直径9cm螺旋お尻チップ、残念ながら強度不足で破損してしまいました。ご迷惑をおかけいたしました。
〇販売に際して、チップの強度(厚み)をどの程度にするかというのが、試作を開始したころからの最大の課題でした。初期の試作品は薄くてしなやかなチップと、肉厚で頑丈なチップの両方をテストしていました。私の好みは薄くてしなるチップでした。無理な力がかかったときに変形してくれるほうが断然腸壁にやさしいからです。しかし13-14cmの長いチップでS時迄届いたときなど、かなり変形して出て来ました。その場合は取り出したときに、優しく元の形にまげてやるとほぼ元の形に戻ります。
〇薄いチップは必ずしなります。ただ日数経過して固くなると、少しずつしなりにくくなり、完全乾燥の後では30度以上の角度で無理にしならせるとひび割れが起こります(ワイヤー芯が埋め込まれているので破断はありません)。それでもしならないチップよりは安全であるとおもいます。しかし注意深い取り扱いが必要で、挿入や取り出しの時には必要以上の力をかけない、螺旋やUターンしている箇所は、カーブに沿って括約筋部を通過させるなどの注意が必要です。
〇厚いチップは殆ど変形しないので、無理な力がかかったときに腸壁に強い負担をかける可能性はありますが、初心者などがあまり注意しなく扱っても、原型を失うような変形はおこりません。カーブに沿って挿入しなくてもよく、普通のディルドを押し込むような直線的な挿入も可能です。
〇私の開発方針として、従来の前立腺マッサージ器では満足できない方などに、特注の長さや太さの物をご提供したいというおもいが強くあったので、扱いは難しくても薄くてしなやかチップを採用したいと思うようになり、この1か月ほどの私のテストは薄いい物のみになっていました。私は扱いに慣れていたので、薄くてしなやかなものでもあまり変形させる事無く扱うことが出来るようになっていました。
〇3人の方から試作品のご依頼を頂き、どの程度の強度の製品にするか悩みましたが、今回は私がテストに使っている、柔らかいタイプの物ををお作りしました。まだ一名の方のレポートしかいただいていませんが、写真のようにしなりの限界を超えて破損してしまいました。もちろん直径9cmという特殊性もあるのですが、、、私はこの写真を見た瞬間に、しなやかなチップを標準品として販売することは無理であると判断しました。
〇使用する樹脂の量を3倍にしました。芯材のワイヤーの太さも体積換算で2倍近くのものにしました。そして、チップの大きさ(径)は幅3.5cm以内にしました。外形(外径)が小さいほどしなりにくくなります。チップの長さも全長11cm以内にしました。この長さでは腸内は8cm程度以上深く挿入できません。この長さだとS字までは届かないので、チップがしなって変形する必要もありません。
簡単に言えば、市販されている各種の前立腺マッサージ器と同じ程度のサイズ規格にしました。それゆえ、しならないチップでも危険性はほとんどありません。
〇螺旋型は、回転量を少なくして(一回転半程度)扱いやすくしました。
〇上記改良の結果危険性が少なくなった3種類のお尻チップ発売開始します。
〇1コブUターン型お尻チップ(税抜き5000円)
チップ長さ9.5cm、腸内長6cm、最大部幅35mm
初心者用、イージータイプです。緩やかな先端カーブなので括約筋部で楽にUターンしてくれます。
遊泳方式でないご利用では、短いのでコンドーム一個でカバーすれば余裕で長さは余ります。コンドームを縛らなくても完全にカバーされます。
遊泳方式でのご利用では、チップの先端のU字部が完全に腸内に入ったあとで、ゆっくりと体外にあるコンドームの水を体内に押し込んでください。
遊泳方式でのご利用では、水の入ったコンドームの縛る位置は、終端から3cm程度離してください。終端近くを縛るとチップの終端が括約筋部に吸い込まれてしまいます。
腸内に水の入ったったコンドームを留置するというのは医療行為としてもあります。(排便機能のテストとして、腸内の水の入ったコンドームを便のように押し出す訓練です)
ということは、うっかり力むと、コンドームが飛び出てしまう可能性がありますので、後述の「お尻チップ支持具」をご利用ください。タイトなガードルなどでも代用できます。
〇2コブUターン型お尻チップ(税抜き6000円)
チップ長さ11cm、腸内長8cm、最大部幅35mm
1コブ型よりも少し長くなっていて、一部精嚢部も刺激可能タイプです。それ以外は1コブタイプとご使用方法などは同じです。
〇螺旋型お尻チップ(税抜き8000円)
チップ長さ11cm、腸内長8cm、最大部幅35mm
Uターンタイプとは違い全体が緩やかにカーブしていますので、全体が腸内に入る迄、回転し続けることにより括約筋を越えます。
取り出し時も、逆向きに回転させながら取り出せば優しく取り出せます。
遊泳方式でないご利用では、チップの延長が23cm程度ありますので一個のコンドームでカバーするには少し長さが不足しますので、腸内に入る部分のみをカバーしてもよく、また少し伸ばしてチップ全体をカバーしてもよいとおもいます。
いずれにしても絶対的な長さが不足しているので、どこか一か所はチップに縛っておくと、コンドームが腸内に残る心配がありません。
遊泳式でのご利用では、チップの螺旋が一回転くらい入ったところで少し水を腸内に送り、残りの螺旋が全て入ったところで残りの水も腸内に送り込んでください。
遊泳方式でのご利用では、水の入ったコンドームの縛る位置は、終端から3cm程度離してください。終端近くを縛るとチップの終端が括約筋部に吸い込まれてしまいます。
こちらのタイプでも、うっかり力むと、コンドームが飛び出てしまう可能性がありますので、後述の「お尻チップ支持具」をご利用ください。タイトなガードルなどでも代用できます。
〇標準サイズの製品ではコンドームの連結は不要です。
今回販売するお尻チップは全てコンドーム一個でカバーできるという簡便性を前提とした製品構成とさせていただきました。
コンドーム内に水をためての遊泳方式はもちろん一個のコンドームですが、チップにコンドームを被せで滑りを良くし、チップ汚れも防止するする利用法でも、Uターン型は、伸ばさなくても一個でカバーできます。螺旋は軸長さが23cmありますので、大き目のコンドームでも長さは20cm程度なので、少し伸ばして被せてください。
〇特注について
この標準サイズ以外での特注もお受けさせていただきます。小さい場合は問題ありませんが、太い物、長い物の特注では、安全対策として薄い物しかお作りできない場合があります。長い物や径の大きいの特注は追加料金が発生します。
〇別売りのお尻チップ支持具です。(税抜き2000円)
ドール君に使用方を説明してもらいました。
こちらの骨盤底筋サポーターは現在特許の審査中ですが、審査は順調に進んでいるようで、年初頃には査定がいただけるとおもいます。
長さ調節は、裏側に飛び出ている4個の紐を引くと腰周りの部分の紐が短くなり強く締めつけられます。
〇お尻チップ支持具が必要な理由
遊泳方式でない普通の利用では、螺旋形式では螺旋の終端が括約筋に引っかかるので排出はされませんが、先端コブ方式では先端以外は直線の棒なので落下してきますので支える器具は必要です。
遊泳方式では力むと腸内のコンドームを排出する自然な力が掛かりますので、支持具無しでおしっこなどすると飛び出す可能性がありますので支える器具は必要です。
骨盤底支持機能のあるガードルや、ヘルニアベルトなどでも代用できます。
〇別売りのお尻チップコントロールベルトです。(税抜き500円)
こちらもドール君に使用法を説明してもらいました。
チップの留置方向はドール君のお尻あたりをよく見てください、終端の曲がりがペニス側睾丸下方向にあるのが正しい位置です。コントロールベルトの装着は、先ずペニス側からチップに引っ掛け、肩に廻して掛けて、その後背中を経由し、お尻側からチップに引っ掛けてください。ストッキングを輪切りにして、輪ゴムを作り、輪ゴムを連結してコントロール紐としています。伸びる紐であれば何でもOKです。販売商品は長めになっていますので、適当に、解くなりカットするなりして、短くしてください。
コントロールベルトの後ろ向きの張力を強くするほどチップが前立腺を強く刺激します。コントロールベルトの張り具合で前立腺圧迫強さの調節が出来ます。
(ツルの代用としての、前後に力制御できる伸びる紐とも言えるかもしれません)
〇お尻チップコントロールベルトが必要な理由
従来の前立腺マッサージ器は、本体の大きさで腸壁を広げながら前立腺をマッサージしますので、挿入自体がマッサージ行為になりますが、遊泳式お尻チップでは、コンドームの水の量で腸壁を広げるので、水が多い場合はチップが前立腺に接触しないことなどもあります。自由に泳ぐチップが前立腺を圧迫するためにはお尻側からコントロールベルトを制御することにより、括約筋部をテコの支点として腸内のコブや螺旋が前立腺などを圧迫してくれます。考えただけでもマイルドなマッサージになりそうですね。
摩擦に依存しない前立腺マッサージ方式は、今までになかなかった新しい直腸からの前立腺へのアプローチ方式といえそうです。
〇HPのカートの準備ができ次第販売を開始しますが、お急ぎの方はメールにてご注文もお受けいたします。よろしくお願いします。
