OKプロステートチップ解説85-ゆれるプロステチップ計画

電極埋め込みチップの開発は一旦中断し、ゆれるプロステチップ(バイブレーションプロステチップ)の開発に着手します。

低周波治療器と接続できる電極を埋め込んだお尻チップの試作品のご使用レポートをいただきました。

低周波プロステートチップを試した。
・使用した低周波治療器はオムロンのエレパルスHV-F900-JE4。
・使用したステレオミニプラグ延長コードはEXC-12A。オスメスがあるタイプ。
・高粘度ローションを使って入れた。
・電極とコードを付けたことによる入れ難さはない。
・直腸が低周波の刺激でよく動くのか、出てきやすい。指で押さえ続ける必要がある。
・電線の向きが陰嚢の方に出ているのはよかった。お尻チップ支持具が使えると思われる。
・ピリピリ感がなぜか出やすい気がする。唯一気になる点である。
原因が電極の金属の種類か、電極の幅なのか、それとも全体の形状の影響なのかは現時点では判別できない。
・最終的にはモードを「もむ」「ワイド」、強さを「15」にすると丁度よかった。
・気持ちよさは他の市販品と遜色はない。むしろ良い方だと思う。
・1時間半の使用で30回くらいはドライを得たと思う。
・ドライの質は意識すれば深く絞られる感じで得られる。
・イクことを意識をしなければ、気持ちいいところをずっと搔いているような感じで楽しめる。
・使用後に変形やひび割れなどはない。
・少しピリピリしやすい？以外には現時点で問題はない。

私からのお返事です。

結線不良や、埋め込みの方法や角度や端子の形状などでしたら、対策は可能ですが、びりびり感というのは、おそらく端子の材質の問題だとおもうので、私の力では対策は難しそうです。
思い返せば20年前に私が低周波に凝っていろいろと遊んでいたときにも金属端子も少しだけ試してみましたが刺激が強すぎると感じていました。
それで、やはり端子の素材はメーカーの物を使用し、形状のみの変更をしてテストしていたとおもいます。
金属製の端子を湿り気のある粘膜に直接接触させるのは無理であるというのが、20年前の私の結論だったことを今思い出しました。
端子の素材までテストするのは私の環境では無理なので、今回はこれにて開発作業中断とさせていただきます。
結果的にお役に立てなくて残念です。
低周波の刺激になれた方にはおそらく物足りないとおもいますが、私としては振動チップの開発に方向転換したいと考えます。
イラストレーターさんからバイブとチップを組み合わせたイラストのラフなどを頂いていますので、しばらくは、そちらのご提案に対応してみます。

依頼者様からのご返信です。

開発作業中断とのこと承知いたしました。
ピリピリ感の解消については、思い出したことがあります。
まず素材に関してですが、私が試作に最も使ったのはアルミで、
市販のものにはアルミをつかってほぼピリピリしないものがありました。
今回使ったのはアルミテープとのことなので、素材ではないと思います。
それでお気になるのであれば
私が持ている市販品でもっともよいものはステンレス電極なので、
素材はステンレスにすればいいと思います。
ピリピリ感原因はおそらく素材ではなく上下の電極の面積です。
そういえば私はピリピリ感の対策に
自作の時は上の電極（入れたとき奥になる側）は小さめに下の電極は幅広くしていました。
確認するため、私がもっとも気に入っている市販の低周波エネマグラを見たところ、
やはりそのような造りになっていました。
今回のプロステートチップの上の電極の面積は2.4方cm、下の電極は2.0平方cmです。
市販のものは電極形状が違うので単純比較できませんが
電極の面積は上が1.6平方cm、下の電極は3.5平方cmです。
私はピリピリ感が出やすい原因は下電極の面積が上より小さいためと結論つけました。
今までの私の作成経験とこのチップの使用感を踏まえますと
今回のプロステチップの上の電極幅を1.2〜1.4cmにして
下の電極幅を1.8〜2.0cmにすればよいのではないかと思います。
岡田様の以前の研究の結論とは違いますが、
次回特注するときはこのようにいたします。
次の開発が上手くいくことをお祈りいたします。

先ほどレポートの続報を頂きました。

こちらで改良した低周波プロステートチップ使用レポートを提出いたします。
低周波プロステートチップの下の電極幅をアルミ箔で18mmに広げて試した。
・使用条件は前回と同じ。
・前回のピリピリ感がなくなった。
・素晴らしく気持ちよい。市販の低周波アネロス型器具より私にはよい。
・低周波系で絶叫絶頂したのは初めてかも。
・イクことを意識をしなければ、極上の直腸マッサージである。

片方の極の面積を広げて解決したとのご報告でした。
使用環境や、使用者様の体質や、実際に粘膜に接触する面積量などにより、やはりびりびりの発生の可能性はあると考えますので、弊社として電極付きチップのご提供は当面見合わせます。特注としてご指示通りの物を作成することは可能です。

〇新しい開発テーマは、ゆれるプロステチップ(バイブレーションプロステチップ)です。

開発動機はイラストレーターさんにご提案頂いたラフ画です。

〇バイブレーションプロステチップお尻バージョンその1
一昨日イラストレーターさんにお尻チップの見本をお送りいたしました。

ローターにピッタリサイズの螺旋チップにしました。固定して接続してしまうと、挿入時に螺旋の回転ができないので、少し強めに螺旋で挟めるサイズにしました。もちろん初めから挟んで、お尻の穴を3.5cm広げての挿入は可能です。3.5cm広げられない方は、先に螺旋部のみ挿入し、螺旋の終端が入り切ったところで、ローターを螺旋内に嵌め込むというのも出来そうですね。私はまだテストしていません。写真のローターは、トイズハートさんのピンクローターです。私がテスト用に購入したものは600円程度でした。
螺旋チップはサイズに数ミリのばらつきがありますので、もしこのようなご使用をお考えでしたら、ローターサイズにほぼピッタリの螺旋にして発送いたします。ご注文時にメッセージ欄にてご依頼くださいませ。

〇バイブレーションプロステチップお尻バージョンその2

しかばねチップのループしている箇所と、チップ終端にそれぞれ振動子をつけました。市販されている二点式ローターで、乳首刺激などにも使えるものです。商品名はパッケージのケースには"Mizz Zee/迷姫"とあります。女性用ローターのようです。

これですと、しかばねチップに後付けで接続可能ですし、製品自体は体内挿入を前提としたものなので、安全性も問題ないので、ご依頼がございましたら、特注にてお付けいたします。ローター代実費+接続費用税抜き4000円です。しかばねチップのサイズは4cm以上必要です。3cmの物にはローターが入らないので接続できません。

しかばねチップの先端部に少しの隙間を作っていたのは、このローター接続時の配線用の隙間を考慮したものでした。

〇バイブレーションプロステチップお尻バージョンその3

その2とおなじ二点式ローターですが、終端部に一個のみ接続します。直接的には会陰マッサージで、間接的にはチップ全体も優しく震えます。初心者向きだとおもいます。
写真では1コブチップになっていますが、このローターですとどのタイプのお尻チップにもお付けできます。
これですと、お尻チップに後付けでお付けできますし製品自体は体内挿入を前提としたものなので、安全性も問題ないので、ご依頼がございましたら、特注にてお付けいたします。ローター代実費+接続費用税抜き2000円です。

"Mizz Zee/迷姫"はタイプによりいろいろな物がありますが、私がテスト用に購入した一番安いものは、1300円程度でした。

〇バイブレーションプロステチップ尿道バージョンその1

ショートチップの後端コブを携帯電話のバイブレーションに使う振動子を埋め込みました。本体は直径10mm、厚み3mm程度ですが、埋め込み後は、幅11mm、厚さ5mm程度なります。少し大きめになりますので、初心者の方には挿入が難しいかもしれません。心配していました耐水性など数日の使用テストでは問題ないようです。

〇バイブレーションプロステチップ尿道バージョンその2

樹脂製のセミロング形状です。やはり後端コブは、幅11mm、厚さ5mm程度なります。

〇バイブレーションプロステチップ尿道バージョンその3

♀チップの形状です。これですと、ガラスチップとの併用で、前立腺内はガラスチップで、♀チップは比較的広い振子部尿道で先端チップを押しながら振動してくれます。

と、考えて作ってみましたが、先端チップと♀チップは振動すると離れてしまうので、的確には先端チップに振動は伝わらないようです。手で押さえていれば伝わりますが、それも面倒ですよね。

私自身がテストできているのは♀チップのみです。携帯電話用振動子は一昨日届いたので、その日に試作し、昨日の朝から挿入テストをしていますが、刺激は非常にマイルドです。でも、気持ちよいので抜きたくはなく、結局ほとんど一日尿道を振動させていました。
留置のままの排尿は可能ですが、コードは少し濡れるとおもいます。

電池ボックスもセットなので熱湯消毒は難しく、沸騰後のお湯に1分ほど尿道に入る部分を浸けての簡易消毒にしています。短時間ですと100度にも耐えてくれるようです。使わないときはずっと水中につけていますが、今のところ問題ありません。

お尻チップ用のローターは体内挿入を考慮した市販のおもちゃなので、普通に使えるとおもいますが、尿道用は、弊社オリジナルになるので、耐久テストなどをもっと長時間行った後の発売となるとおもいます。

〇尿道チップは、超小型振動子と、電池boxの接続が必要なので、接続部分は、補助チップのような形状にする予定です。超小型振動子についている配線が10cmほどなので、チップから10cmほどの位置に補助チップが付くという感じになります。細くすると返って尿道に負担がかかるので、丸い形状にしました。