今週の記事内容です。
(1)樹脂二連チップへの電極の埋め込み依頼を頂きました。
(2)覚醒チップへの電極の埋め込み依頼を頂きました。
(3)電極埋め込みの料金体系整理しました。
(4)陶器チップの進捗状況ご報告
(5)アンカーチップへのご質問を頂きました。
(6)大きいチップのご依頼が多くなっています。
(7)糸二本チップのご感想をいただきました。
(1)樹脂二連チップへの電極の埋め込み依頼を頂きました。
ご依頼は
電極チップですがこのような組み合わせの作成は可能でしょうか?
前回作っていただいた電極チップを1極にしたもの(括約筋ストッパー付き)+樹脂素材セパレートタイプ♀チップ全体に電極を付けたもの
これをお願いしたい理由は以下の通りです。
私の経験では電極を用いてドライオーガズムを得る場合、電極間の距離が離れるほど快感が減って不快感と肉体への負荷が増します。
不快感と肉体への負荷が増す理由は、使用している低周波治療器の出力されているアンペア数と電気の性質から簡単に説明できます。
電気は電極間で最も抵抗が少ない部分のみを通ります。
そして一般的な低周波治療器の流している電気のアンペア数は最大7mA程度のようです(特に高出力は20mAもあるようですが、これは特殊なので外して考えます)。
7mAは流し方によっては十分に痛い=ダメージがあるアンペア数です。
電極を離せば人体抵抗が増すため、感じなくなるので低周波治療器の出力を上げてしまいます。
そして出力を上げた電極の間にある人体組織のみに電流が流れ、これがダメージになります。(電気の性質上ほぼすべての電気は電極間のみで流れ、別の方向へは散りません。)電極を離すほどその間にある人体組織の量が増え抵抗が増し感じなくなるので、
そのため出力を上げざるを得ないので、これが余分な箇所へのダメージとなり得られる快感を打ち消してしまいます。離せば離すほどダメージを受ける場所が増えていきます。これが電極を離したときに起きる不快感とダメージの正体だと考えています。
私はなるべく低出力で低周波(電気)を通したく、また近すぎることによるショートも困るので100回は余裕で試した結果の最適距離が以前お願いした2mmなのです。確かに試作品の電極があまりに近すぎてちりっとする時も稀にありましたが、これで問題が起きたことはなく、電極を離したときのデメリットやダメージがはるかに上回っていました。私の場合は2mm~5mmまでは得られる快感に大差はなく、5mmを超えると少しずつ快感が減るように感じます。
前回お願いした1穴2極は私にとってはこれで完成形だったのですが、もう1穴2極のチップは作っていただけないということで岡田様の4月27日のブログにあった「〇一穴一極チップの裏技のご紹介」から考えた案が冒頭に書いたものです。どうしても問題があるなら、アース付きチップというのも考えていますが、まずはこれでお願いします。いかがでしょうか?ご一考いただけると幸いです。
私からのお返事です。
ご依頼ありがとうございます。以前にも、♂♀チップのご提案は、いただいていたような記憶がございますが、♀チップの中にケーブルを通すのは難しそうだと考えておりました。今回のご提案で、括約筋ストッパーが必要ということは、♂♀の組み合わせはナイロン糸で行うということでしょうか。♂チップはケーブルとナイロン糸、♀チップはケーブルのみ、♂チップのナイロン糸のみが♀チップを貫通し、♂チップのケーブルは♀チップの外側を通す。ということであれば問題なくお作り出来そうです。あと、少し誤解があるようですので、ご説明させていただきます。○○様に、昨年はお尻用電極、今年は尿道用電極を、ご依頼の内容にできるだけ忠実にお作りさせて頂きました。そして、かなり良い結果のご報告を頂き、ブログでもご紹介させていただきました。現在のチップが○○様にご満足頂けていることは私も理解しておりますし、○○様から再度一穴二極のご依頼を頂いても、それをお断わりするつもりはまったくありません。今回も2mm間隔が最適なのであれば、♂♀チップの組み合わせ合わせでは無理だとおもいますので、○○様のご要望には添えてないのではないでしようか。前回のものは私の判断でご依頼よりも少し広めに電極間を空けさせていただきましたが、2mmが最適という確信をお持ちであれば、その通りの物をお作りさせていただきます。ブログでご紹介させていただいている、一穴一極への反対意見を頂いている方にも、一穴二極の電極の詳細な仕様をお知らせ頂ければ、ご要望通りの物をお作りしますとお返事させて頂いています。この方は、コントローラが低周波治療器ではダメで、専用のコントローラを作らないと自分の期待するものにはならないだろうとのご意見のようです。話を戻します。○○様から頂いた特注の太めのセミロングなどのプロステートチップは、ブログでもご紹介させていただいていますが、多くの方が共感されて、同じようなチップの特注をたくさんいただいております。そして、特注頂いた電極チップも、良いレポートを頂いているので、どなたか同じ物を特注してくれるのでは、と期待しておりましたが、お尻チップも、尿道チップも一件もご依頼はございませんでした。(興味がありますというようなご感想は頂いたことがありますが、実際にご注文は一件もありませんでした)その理由を考えてみましたが、私のブログを読んでくれている、数百人ほどのお客様の中で電極や低周波治療器の知識のある方はほとんどいないのではないか。知識や経験のない方にとっては体内に電気を流すということには、いくらかの不安があるのでは。その不安感を払拭できる理論的説明が必要なのではないか。などなど、と考えた結果、初心者にとって、最高の快感よりも、少ない快感でも安全であるというほうがとっつきやすいのでは、と考えました。その結果の結論が一穴一極でした。根拠として、私自身、昔のことですが一穴一極で結構楽しめていたという記憶があります。要するに初心者の方は理論的にも安全とおもえる一穴一極から始められたらどうですか。という提案です。ちゃんと電極の知識や経験のある方のご依頼をお断わりするつもりはまったくありません。ブログ読者の中で、頂くご感想の限りでは○○様と、もう一人のご意見を頂いた方以外に電極についての深い知見をお持ちの方がいなかったようなので、それらの多くの方向けの提案が、一穴一極ということです。もうひとつ、製造物責任という観点からも、高度な快楽よりも物足りなくてもより安全であるというのは、製造者の立場としては普通の考え方だと思っています。古い治療器が誤動作した場合や、お客様が別のより高電圧なコントローラを利用する場合なども考えられなくはないとおもいますので。長くなりました。回答になります。1.ご依頼の電極付き♂♀チップ、♀チップの中にケーブルは通さなく、ナイロン糸のみ通すという条件であれば、作成可能ですが、○○様のご説明を読ませていただくと、一穴二極のほうが断然良いようなので、詳細な条件をお知らせ頂けましたら2mm間隔の一穴二極をお作りさせていただきます。2.私は、治療器は「パルス電圧発生機」で、電圧と抵抗の関係で電流が発生し、その電流が7ミリアンペアもしくは20ミリアンペア以上流れなくしているものだと単純に解釈していました。詳細なご説明ありがとうございました。次回のブログで紹介させていただきます。ご依頼内容、再度ご検討お願いいたします。
続報を頂きました。
大変丁寧な回答ありがとうございます。
私は岡田様が考える一穴一極が安全性が高いという考えを否定するつもりはありません。様々な特許や文献、そして岡田様の経験を踏まえての結論だと認識しています。しかしながら私一個人の経験と考えとは違いますし、現在電極付きチップを、しかも尿道用という極めて繊細なチップをオーダーメイドして頂けるところは岡田様しかいないのでこれは困った!となって折衷案を出した次第です。私からの返信は以下の通りです。
1.ご依頼の電極付き♂♀チップ、♀チップの中にケーブルは通さなく、ナイロン糸のみ通すという条件であれば、作成可能ですが、
○○様のご説明を読ませていただくと、一穴二極のほうが断然良いようなので、詳細な条件をお知らせ頂けましたら2mm間隔の一穴二極をお作りさせていただきます。→ありがとうございます。一穴二極が可能なら今回の注文はいったん取り下げ、次作は括約筋部分にうまく低周波を流せる形にしたいところです。具体的には樹脂二連チップにそれぞれ電極を乗せたいです。
これは尿道内で最も敏感な外尿道括約筋への刺激を意識したチップです。電極距離は5mmアナル用の経験なら問題ないですし、以前ガラスで作っていただいた2連チップの距離は1~2mm程度の距離なので電極の距離を5㎜程度にできると思います。(10mm離れていても問題ないと思います。)
両方のチップの大きさは長さ38mm幅10㎜程度、2連タイプでも私は膀胱落ちしますので括約筋ストッパーを付けてください。(かなり前に長さ35㎜幅8mmで2連結をお願いして、これでは物足りないので一回り大きくしています。ただストレートタイプのチップの場合私の入れられる限界がおそらく長さ40mm幅12㎜くらいなので2mm余裕を持たせました。)電線はなるべく細い方がいいです。
先端チップから伸びる電線は、後ろのチップの表面に樹脂で埋め込む形にしてください。
それぞれの電極はお互い接触する部分だけには電極は付けず、それ以外の部分はなるべく大きくしたいところです。ナイロン糸連結+電極線ですので糸切れによる膀胱内への脱落はほぼありえず、樹脂製なので割れる危険性も相当少ないと思います。電極線が太いので線が折れ曲がり、チップが重なってしまう2連結独特のリスクも軽減していると思います。いかがでしょうか?可能ならお見積りいただけると幸いです。
2.私は、治療器は「パルス電圧発生機」で、電圧と抵抗の関係で電流が発生し、その電流が7ミリアンペアもしくは20ミリアンペア以上流れなくしているものだと単純に解釈していました。
詳細なご説明ありがとうございました。次回のブログで紹介させていただきます。→ブログでの紹介は問題ありません。私が出した説明はあくまで仮説ですので、多くの人の目に触れて意見がいただけるのは良いことだと思っています。治療器は「パルス電圧発生機」だと私も思っています。私も7mAもしくは20mA以上流れないようにしているという認識です。ただ、そのリミットまでなら流せてしまうので、5mA以上で電流が流れると箇所によってはダメージが発生するという認識です。
よろしくお願い致します。
私からのお返事です。
電極線で繋ぐ二連チップは、解説103の(1)の画像のような物を試作してテストしてみましたが、連結部に画像のような直径1.2mmの並行コードを利用した場合コード部が10mm以上ないと、括約筋手前のカーブを通過するときにうまく曲がってくれず、尿道に負担がかかります。今回のご要望にお応えするためにはチップ間は一本のコードでよいので、もう少し短くてもスムーズに折れ曲がってくれるかもしれません。それでも5mm以上の間隔は必要なのではと考えます。そして、チップとコードの接続部にも各々5mm程度は樹脂による固定のためのカバーが必要だとおもいますので、電極と電極の距離は合計15mm程度になってしまうのではと考えます。どうしても10mm以内に収めるのであれば、1.チップ間のコードをもっと細いものにする。(耐久性は低下します)2.コードの上から重ねて電極を貼り、チップの端ギリギリまで電極にする。などの対応は可能かもしれません。電極線は直径0.6mmの物は核振チップのテスト用に使ってみたものがありますが、二連の間に使用するには強度不足かもしれません。強度不足でもよいから電極間距離にこだわるか、耐久性や機能性重視でよいか、改めてご判断をお願いします。あと、確認です。ストッパー用の糸は、第二チップから埋め込んだのでよいのか、第一チップから繋がっている必要があるのか、をお知らせくださいませ。電極は、チップ長38mmのうち、電極部が30mm以上欲しい、25mm程度でよい、20mm程度でよいなど具体的にお知らせください。
続報を頂きました。
私の作っていただきたいチップの概念図を書きましたので添付します。
いろいろ考えましたが、15㎜は離れすぎているように思えますので、
コードの上から重ねて電極を貼り、チップの端ギリギリまで電極にして10mmにして頂きたいです。
厚みが増すのは全く問題ないと思います。
手間がかかるのは理解しますが15mm離れていると、快感が低下する可能性があることと
括約筋刺激用になるかという懸念があるためです。
前メールでも書きましたが、電極チップは以前作って頂いたものが完成形だと思っています。
今回は括約筋刺激用という位置づけなので、お手数ですがお願いします。
10mmなら私の勘では快感は低下しないと思っています。
ただしこれはあくまで要望なので、技術的もしくは安全の観点から難しければ15㎜でかまいません。
その他のことは図に書きました。
私はチップ作成については完全に把握していないので、
無理な点などがあるかもしれません。
そのときは適当に変更してください。
極間10mm以内にはなっているようです。二極間ケーブルには常に強い力がかかりますので、耐久性には少しの不安があります。
〇実はこれとほとんど同じようなご提案は別の方から3月頃に頂いておりました。お作りすることは可能とお返事させていただいておりましたが、ご注文はいただけなかったので、ご紹介は控えさせて頂いておりました。その時頂いたご依頼は
↓こういうイメージです-[ミニプラグ]=======(電極)――(電極)
でした。
(2)覚醒チップへの電極の埋め込み依頼を頂きました。
ご依頼は
ブログの解説103(4)で紹介されている、覚醒タイプ「一穴一極」の特注を注文したいです。
紹介されていたものと同様に、Lサイズのケーブル長30cmでお願い致します。
(3)電極埋め込みの料金体系整理しました。(税抜き価格です)
電極埋め込み料金につきましては、解説98で、二極連結用のプラグを利用したケースの料金を、解説102で、各極別々のボタン式プラグを利用したケースでの体系をお知らせしましたが、一穴二極の場合は、プラグの選択で料金が変わりますので、改めて統一した料金体系の説明をさせて頂きます。
1.チップ料金ぱ糸無しのチップ価格です。
2.電極付け料金は一極につき1000円
3.ケーブル付け料金は一極につき1000円
4.プラグ付け料金イヤホーン用ミニプラグは二極一体で1000円
5.プラグ付け料金ショートチップ形状のスナップボタン式は一極につき2000円
例題、
本日の特注、樹脂二連チップへの電極の埋め込みの場合
1.1000x2=2000
2.1000x2=2000
3.1000x2=2000
4.1000
合計7000円
スナップボタン式プラグご希望の場合は、3000円増加になります。
本日の特注、覚醒チップへの電極の埋め込みの場合
1.4000
2.1000
3.1000
4.2000
合計8000円
樹脂ショートチップへの電極の埋め込みの場合
1.1000
2.1000
3.1000
4.2000
合計5000円
(4)陶器チップの進捗状況ご報告
今週のトラブルは、最大の強度を確保したいので、より密度の高い磁器用の土を使用してテストしてもらいましたが、釉薬の吸い込みが予想よりもすくなくて、天目釉をかけると出来上がりがマット感の強いものになってしまいました。マットな感じのチップは適度の摩擦があるので、これはこれで気持ちよいのですが、陶芸家の先生に、これも面白くてよいのですが、陶器チップのデビューに際しては、ガラスにも負けないくらいのツルっつるの陶器製ということを売りにしたいので、土を変えて、もっと艶のあるチップを作るようにお願いしました。この結果が出るのにも二週間くらいはかかりそうなので、まだまだ先は長いようです。
(5)アンカーチップへのご質問を頂きしました。
ブログを拝見したのですが、アンカーチップを作成し排尿時もチップが出て来なくて前立腺部分に完全留置でき、しかも普段と変わらない生活を出来る。
と記事に書いてあったのですが、アンカーチップはどの様な物なのか非常に気になるので、差し支えなければ画像を見せて頂きたいのですが可能ですか?もしサンプル品とかあれば試してみたいものです。
数日間も留置したまま普通に生活を送れるなんて!まさに希望してた商品です。
今私がテストしているものはこのようなものです。
いずれも陶器チップです。
実際の留置イメージは
球部尿道のチップがアンカーとして機能します。
原理は、チップと尿道の摩擦は、押しこんだりミルキングで進む程度の摩擦です。シリコーンカバーのコードも、尿道との摩擦は同じ程度ですので、尿道内を進めることが可能です。
そして一番摩擦が大きいのはチップとシリコーンケーブルです。つまり密着させるとくっついているようなイメージになります。
従来のナイロン糸による二連チップでも留置はかなり安定していましたが、このような留置の場合、二本の平行コードでも支えますので、格段に留置か安定します。球部尿道のチップは括約筋を超える必要がないので、少し大きめにすればより確実に留置できます。
排尿や、違和感は実際私が同じような留置による長時間テストをしていますがほとんど違いはありません。
より確実にするには、亀頭外で、ケーブルを固定すれば、ケーブルはナイロン糸のように尿道内で折り曲がることはできないので、絶対に出て来ることはありません。
〇注意点
チップとコードの摩擦は大きいので、後から球部尿道用チップのみを入れるのは難しいです。初めからこの絵のような位置に重ねて、二連チップを挿入するようなイメージで、挿入したり取り出したりしてください。
この絵のイメージは本日の記事(1)でご紹介いたしました、二連二極の電極とほとんど同じような留置になりますね。一極チップを二個使ってこのような留置をすれば、前立腺用チップと、球部尿道用チップの区間長を自由に変えることができて、かつ今回特注頂いた二連二極とほとんど同様の効果が期待できそうですね。(画像の黒い分が電極だと思ってください)
(6)大きいチップのご依頼が多くなっています。
どちらも今週頂いた特注ですが、上の二連二極チップは全長80mm、下のスクリュークロスジョイントは全長70mm、幅は上が10mm、下が10-11mm指定です。
私自身も最近はほとんど毎日陶器チップをテストしておりますが、陶器は焼成で縮むので、縮み率を計算間違いして大きなものも沢山出来てしまい、ショートチップで幅11mmの物がたくさん出来てきたので、仕方なく挿入テストしていますが、慣れると大きいほうがちゃんと前立腺に収まるので抜けにくいという利点はあるようです。
(7)糸二本チップのご感想をいただきました。
たったいま、新調いただいたチップが届いたので、早速使用しました。調子良いです。
ありがとうございました。
解説103、104でご紹介いたしました、四日半チップが膀胱に入っていた方からの糸二本チップのご使用の感想を頂きました。
安全という意味では、どのような丈夫な糸にするよりも二本糸が確実だとおもいます。
意識して切らない限り、二本同時に切れることはないからです。
二本糸のご依頼も少しづつ増えてきているようです。