OKプロステートチップ解説294-磔楔獄門の特許申請すませました

今週の話題です

(1)磔楔獄門の特許申請すませました

(2)性の追求は生きることの追求だとのご意見をいただきました

(3)磔楔獄門のイラストが届きました

(4)今週の特注です

(5)近況です

 

 

(1)磔楔獄門の特許申請すませました

【書類名】 特許願
【整理番号】 PA220009
【特記事項】 特許法第30条第2項の規定の適用を受けようとする特許出願
【あて先】 特許庁長官殿
【国際特許分類】 A41B 9/12
A41B 9/02
A61F 5/37

【書類名】明細書
【発明の名称】陰茎固定装具
【技術分野】
【0001】
本発明は、陰茎を人体に対して固定するための陰茎固定装具に関する。
【背景技術】
【0002】
性同一性障害等の股間の陰茎による膨らみを抑えたい者が相当数存在し、このような者
が装着するための装具が従来から提供されている。例えば、下記特許文献1には、陰茎を
股間の下方へ向けて下向きに収納することで、股間の膨らみを目立たないようにする男性
用パンツが公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-256814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、陰茎は、変形自在であり、硬軟やサイズも大きく変わるため、陰茎を所望の場所に固定して収納した状態を維持することは非常に困難である。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、陰茎を人体に対して固定した状態をしっかりと維持することのできる陰茎固定装具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係る陰茎固定装具は、陰茎を人体に押さえ付けて固定するための陰茎固定装具において、装着者の尿道に挿入される線状尿道挿入部材と、前記線状尿道挿入部材と連結されて前記陰茎を押さえ付けるための押さえ本体と、前記押さえ本体を前記陰茎に接触させて股間に装着するために、人体の腰回りに装着される紐状装着部材と、を備え、前記押さえ本体は、上部に設置された前記紐状装着部材を接続するための上部接続部と、下部に設置された前記紐状装着部材を接続するための下部接続部と、を備え、前記紐状装着部材は、装着時に、人体の前側において前記上部接続部に接続されるように構成されると共に、人体の後側から装着者の股間下方を通って前記下部接続部に接続される股間下方紐を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る陰茎固定装具によれば、陰茎を人体に対して固定した状態をしっかりと維持することができる。

先行技術として提示しているのは、弊社ペニストッキングの特許です。

前立腺マッサージ器の特許もそうでしたが、要するに陰茎を固定するための発明などは、余りないので、競合が非常に少ないということです。今回の申請も、陰茎を固定するための発明なので、弁理士さんもいろいろと先行発明を探してみたのですが、弊社の特許くらいしか、めぼしいものが無かったようです。

そして、最近は特許庁も、LGBT関連などについてはナイーブになっているようなので、これらをテーマにした特許申請などは審査も通りやすいかもしれないとのことです。

 

(2)性の追求は生きることの追求だとのご意見をいただきました

先週の病院事例の方から追加のご報告をいただきました。

ご心配をおかけしましたが、1週間の自粛後、問題なくチップを使わせていただいております。
振り返りますと、OKプロステートチップを愛用して4年が過ぎ、カテーテル、金属プジー低周波のシリコンプジーなどを嗜みはじめてから早20年が経ちましたが、今回初の泌尿器科受診(東京都心部のクリニック)となり、ある意味で良い経験でした。
そこで、恥ずかしながら、私が貴社のチップを愛用しております理由と、最近の関心事を綴ってみました。
 
女性の陣痛や授乳の際に、下垂体からオキシトシンという愛情ホルモンが分泌されることは古くから知られています。
分泌のトリガーは、子宮や乳首への刺激が、迷走神経経由で脳幹へ伝えられることだと思います。
そして、5年前のブログ解説12で「前立腺小室」という子宮や膣に相当する組織が男性にあると知ったことが、OKプロステートチップを購入した動機となりました。
OKチップと乳首グッズを併用すれば、原理的には、上記のことが起きるはずだからです。
そしてOKチップは、カテーテルやプジーとは異なり、「前立腺周辺だけ」をダイレクトに刺激してくれる世界で唯一無二の商品であり、上記のことを探求するのに最適であることが、愛用している最大の理由です。
科学的な根拠はありませんが、4年間の経験で言えることは、女性と類似の性感回路が男性にもあるということです。
 
OKチップの振動系や電気系の特注を色々お願いして探求を続けて参りましたが、視点を変えて、最近は、筋膜や脊椎の要素を加えることを試行錯誤しています。
例えば、太ももの内側をペンなどで擦ると睾丸が持ち上がる精巣挙筋反射という反射があります。
精巣挙筋は腹斜筋の深部組織と繋がりがあり、また腹斜筋の筋膜は恥骨の下で前立腺と繋がりがあります。
精巣挙筋反射の真似事をしてから、OKチップとティアドロップ型のコックリングをしますと、筋膜の繋がりにより、睾丸、前立腺、骨盤底筋の反応が得られます。
そして深部の筋膜の繋がりにより、最終的には、腹斜筋、横隔膜、脳の蝶形骨(下垂体が乗っている)までの生命エネルギーの流れを感じることができるかも知れません。
また、脱力して貧乏ゆすりのように股関節をゆすると、骨盤、尾骨、仙骨に振動が伝わります。そして硬膜の繋がりにより、最終的には、脳の篩骨までの生命エネルギーの流れを感じることができるかも知れません。
 
私は医療関係者ではありませんので、これらは単なる私的な仮説です。
しかし、少なくとも、性に関しては、未開拓な広大な世界があることだけは間違いないと思います。
 
開発者様と同じく、性の追求は生きることの追求と同じだと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

迷走神経と脳幹ですか。むつかしいのであまりよくわかりませんが、私も前立腺と脳が繋がっているということは時々コメントしています。理屈はわかりませんが、実感としてよくわかります。そういえば弊社ロゴ。

私の解釈は真ん中が前立腺で、三か所尖っているところが脳です。白い部分は迷走神経なのでしょうか。

精巣挙筋反射という言葉は知らなかったのですが、現在テスト中の磔楔獄門の装着時にも時々起こります。ひどいときは睾丸がなくなったかのようになりますので、その影響で突然、陰茎固定がうまく出来くなったりするときもあります。今回の磔楔獄門は、睾丸は自由に垂れ下がってくれていることを前提としているので、睾丸が収縮してしまうと、少し不具合があります。

コックリングの、磔楔獄門との併用も今後の課題だと思っていましたので、皆さん同じようなところに行きつくのだなとおもいました。いまは、睾丸をある程度の状態で保つためにコックリングをゆるく装着する事などを試行錯誤していますが、私の場合学問的ではなく、体の感覚のみでテストしているので、睾丸はむつかしすぎる。というのが今の実感です。

あと、性の追求は生きることの追求である。というところは激しく同感します。

"性に関しては、未開拓な広大な世界があることだけは間違いない"というのも同感です。おそらく太古の昔から、皆さん個々に、探求はされて来たとおもいますが、それを共通認識として研鑽し、統計的に文献として残すシステムが無かったのではないでしょうか。

私の場合、性については快楽としてではなくて、生きる活力として、生きたいとおもうエネルギーとして追及しているような気がします。余談ですが、埋没状態においては、なぜか射精欲望は薄くなるようです。男性性欲を望まない方にはおすすめです。

(3)磔楔獄門のイラストが届きました

イラストレーターさんに一方的に磔楔獄門の情報を送り付けていた理由は、このイラストを作成していただくためでした。途中で特許申請のため、中断していましたが、今週申請も無事終わりましたので、昨日説明イラストの納品をいただきました。

といっても、まだ毎日のように、変化しているので、いつ描いて頂いても暫定版ということになります。

今、主に変化しているところについてお送りしたメールです。

方針変更です。

ステンレスのフレーム部は形を統一しますが、亀頭はりつけ板は、いろんなデザ インを提供することにします。
とりあえず、今は添付写真の3種しか試作していないのですが、無限に面白い形 のものが提供できそうです。
当然、何個も買ってくれる人もいそうなので。
ただ、個々の形に名前をつけるのが大変そうです。
よろしければデザインアイデアを提供してください。
天使磔獄門とか、悪魔磔獄門とか、 

お返事を絵でいただきました。

ありがとうございます。挑戦して作ってみたいとおもいます。

体の大切な箇所を飾る、ブローチというか、アクセサリーとしての需要もあるかもしれません。真珠や貴金属を埋め込んだ一品物なども作ってみたいですね。

あと、最初に製品化するものについてのメールです。

それと、先々週のブログの最後の質問への回答を参考にさせてい ただき、
大胆な、磔楔獄門の使用形態の変更を行いました。
ゲートキーパーは最新のものはきまだ造形中で使えないので、昨日の資料と同 じタイプのもので使用例を撮影、しています。

特許図面では、線状尿道挿入部材をブジーにしていますが、詳細説明では、シ リコンチューブなども使用できる。と記載しています。
そして、ブジーの場合では恥骨側のベルトでブジーを留めていますが、
シリコンチューブでは、下向けて、睾丸側ベルトでチューブをとめます。
すると、ほとんどの尿はチューブを経由して排出されるので、手のひらで受け 止めなくても、
睾丸に沿って、トイレの下方に排尿されます。
まさに、回答3の、座って普通に受け止められる装具になりました。

ブログ質問に回答いただいたおかげで、製品改良になりました。
私も、手で受け止めなくてよくなり、すごく便利になりました。

これで普通にオンナノコ生活ができそうです。

ということで、初期販売製品は、皆さんに楽に使用してもらえるものが良いと おもうので、
先端穴あきチューブを特許申請文に記載した、線状尿道挿入部材とします。
いままで、私のブログで公開のチューブは、先端部は陶器チップ接続にしてい ましたが、正式版は先端部は、穴あき樹脂にします。
勿論尿道内長さは、簡単に調整できますので、初心者は、尿道に浅く刺して、 熟練者は深く刺して使用することになるとおもいます。
つまり、汎用品としての販売が可能になりそうです。

一番新しいものは、よりシンプルになっています。

動画もどうぞ

video.fc2.com

このチューブ形式のくさびについても、まだまだ新しいアイデアが沸いていますので、おそらく来週にはより進化しているとおもいます。

あと、先週話題の、8穴浮遊括約筋ブジーのイラストもいただきました。

ありがとうございます。チューブにばかりに専念していてはいけないですね。ブジーもより進化するよう頑張ります。

 

(4)今週の特注です

〇その1

ご依頼は

ご注文内容
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ / M(約45mm) / 25cm / 1 個/ 4400円

メッセージ
久しぶりの注文お願いします。

ウミウシ4でイボ付きオプションでお願いします。

イボ付きオプション1100円が上記に追加になります。

 

〇その2

ご依頼は

ご注文内容
イボ付きチップに変更オプション /  / 1 個/ 1100円
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ / L(約49mm) / 35cm(最長) / 1 個/ 4400円

メッセージ
ウミウシver.2 希望、糸2本でお願い致します。

 

今週もありがとうございました。

(5)近況です

今週は弁理士さんの頭の良さに、ただただ感心していました。特許出願の最終案が届いたときに、弁理士さんへの私の最初の言葉は、「先生、歳を取るほどに頭がよくなって来ていますね」でした。このようなしょうもない発明であっても、この弁理士さんにお願いすると必ず特許にしてくれる。嬉しいというよりも、あきれたというのが私の感想です。

今回の磔楔獄門は、本当は意匠登録しておく程度が身分相応な貧弱なアイデアでしかないのですが、意匠登録だと、製品の形でしか登録できないので、権利範囲はすごく狭くなってしまいます。かといって、何の権利防衛もしてないと、もし人気が出て売れた時に、簡単に安価な類似品がでてきて、私どもでは立ち打ちできません。ということで、意匠よりは少しは権利範囲が広くなる程度の特許を取っておきたいと考えました。

ところが、いざ弊社の顧問弁理士さんに依頼してみると、出来上がった特許請求文は、今後どのように製品が進化改良されていっても、それらは、すべてこの一つの特許で権利が守られるであろうとおもわれる、大変権利範囲の広いものになっていました。

逆を言えば、この特許が通ってしまうと、他の業者さんは陰茎埋没固定具を作ることがかなりむつかしくなるとおもいます。

もちろん、私もアイデアを参考にさせていただいた、睾丸リングで埋没をキープするという方法は、素晴らしいアイデアであり、特許申請されていようが、無かろうが、真似をしてはいけないとおもっています。ただ、この方法で埋没をキープするというのは、私自身にとっては、むつかしいと思われるのと、

睾丸はそれほど御しやすいものではないとおもうので、どなたでもが長時間安定して、締め付けておけるものでもないとおもっています。なので、この睾丸リング方式で、多くの方に普及することはない。と私は思っています。

そこで、たとえ不完全であっても、もっと手軽にペニスを埋没させる装具を提供するほうが、多くの方に埋没のすばらしさを知ってもらうには早道になるのでは。というのが私の考えです。簡単に埋没を試してもらえる装具を提供する。というのが目的でした。

なので、製品は何の芸もない、当たり前な埋没方法でしかありません。これを特許にするには、少しばかりのひねくれたアイデアを前面に出すしかないとおもっていました。

ところが、弊社顧問弁理士さんにかかると、正々堂々と正面から、当たり前なことを当たり前に記述して、特許にしてしまいそうです。もちろんまだ申請を済ませただけで、特許取得できたわけではないので、確定的なことはいえませんが、おそらくこの特許は査定されるだろう。と私は思っています。弁理士さんも、先行例が出て来なければ、通るだろう。と言っていました。

悪く言うと、特許制度の盲点を突いている請求文だともいえます。恐ろしく当たり前な事を書いているだけなのですが、拒絶される理由がないのです。というよりも、ポイントを確実に把握し、無駄な記述が全くない文章を、理路整然と紡ぎだす能力はには、脱帽です。私は何度推敲しても、理路整然とした文章を構築する能力がないようです。

それができる弁理士さんは歳を取るほどに頭がよくなるのだとおもいます。

私の方はというと、最初に弁理士さんにお願いしたときの言葉は、どんな権利範囲になってもよいので、特許にできる請求文を作ってください。それに合わせて今後の製品開発を行っていきます。でした。その結果、ものすごく権利範囲の広い請求文ができたので、これに合わせて製品開発をすすめるのであれば、どんなものでも作れてしまいそうです。弁理士さんに感謝です。