今週の話題です
(1)完全留置に最も適しているかもしれないキーホルダー形式プロステートチップ
(2)アルミ2連電極の糸縫い合わせの方式が少し変更になりました
(3)アルミ2連電極についてのご意見などをいただきました
(4)ムカデ電極についてのご意見などをいただきました
(5)今週の特注です
(6)近況です
(1)完全留置に最も適しているかもしれないキーホルダー形式プロステートチップ
少し前になりますが、亀頭で留置できるチップについてのお問い合わせがあり、弊社スタッフが、弊社製品には亀頭での留置を想定したものはありません。というようなそっけないお返事をしていたとおもいます。
もうスタッフも記憶から消えているだろうとおもいますが、私はそのことが、なんか心に引っかかっていました。
先週のアルミ２連電極での平行コードのナイロン糸での縫い合わせ方式を、電極ではない一般のチップにも使えないか、と考えているうちに、
二本のコードを重ねて途中まで縫い合わせると、平行コードのループが作れるということに気付きました。いままでは、ナイロン糸のループなので、突っ張る作用はないので、亀頭の手前で、チップの排出を阻止できるほどに広がることはできません。そこでスクリューなどを亀頭手前に留置することになるのですが、固くて変形しないものは、逆に亀頭を通過しやすくて、留置にはあまり適さないようです。柔らかくて弾性があって、かつ、開くループがよい。それには平行コードをキーホルダーのような輪にしたループがよさそうだ。と考えました。
従来にもシリコナイロメタルのループにはある程度その機能があったのですが、細いワイヤーなので、留置性能はさほど良くはなく、亀頭手前で開いて止めるほどの機能はなかったとおもいます。
机上でシュミレーションしてみると、平行コードのループは、今までの尿道内ループ製品の中では一番、亀頭手前で突っ張って排出を阻止してくれる可能性がありそうだとおもいました。
簡単に作れるので試作してみました。
私はいま、紐パン陶器埋没に取りつかれているので、埋没状態での留置用に短めの平行コードで作ってみました。
実際にまる一日ほど留置して、埋没させて使っていますが、もちろん、亀頭の先には水着素材のテントが張っているので、チップもキーホルダーも出てくることはありません。排尿時はパンツを外すのですが、うまく亀頭手前で止まってくれているようで、排尿で飛び出すこともないようです。
つまり、埋没状態で使用テストにおいては、完全留置に最も適しているということがわかりました。
さて、埋没状態でなくても、亀頭で止まってうまく留置できるでしょうか。通常の萎縮したペニスの状態で完全留置が出来る程度のサイズの物も作ってみました。
残念ながら、私は、一生紐パン陶器での埋没生活を続けるつもりなので、非埋没時用のキーホルダータイプのチップを試す機会はありません。試されたいと思われる方は、ご依頼頂ければお作りします。
〇仕様、価格（税抜き）など
この例ではラブカスリムを先端チップにしていますが、陶器、樹脂、ブルーチップ、ステンレスチップであれば、なんでもキーホルダー形式の接続が可能です。ガラスはできません。
エイリアンなどでも可能です。ヤジロベエはできません。
価格は、通常のナイロン糸の付いたチップの価格＋キーホルダー部の長さ10cm迄、2000円、後5cm追加ごとに500円。
キーホルダー部10cmの例です。
完全留置目的であれば、最大でも15cmもあればよいとおもいます。私なら10cmもいらないとおもいます。少しは亀頭から飛び出しても良いと思われるのであれば、20cmとかも良いかもしれません。糸はキーホルダー長よりは10cm程度長くします。
私は埋没留置専用に使うので、6cm程度にしています。
〇取り出しは、糸を引いても良いし、糸が邪魔であれば切ったり、コードに縛り付けたりして外からは見えないようにし、取り出しは、多目的ワイヤーをＵ字に曲げて、キーホルダーのループに引っ掛ければ、簡単に取り出せるとおもいます。
〇ループがあるので、膀胱落ちはあり得ないと考えますが、心配な方は平行ケーブル二本重ね用の4穴平行コードストッパー1000円を付けることができます。
動画もどうぞ
(2)アルミ2連電極の糸縫い合わせの方式が少し変更になりました
先週の2連電極の二本の平行コードをナイロン糸で縫い合わせる方法について、5cmごとに樹脂で固定する、という仕様になっていましたが、実際に使用してみると、押し込み時に曲がってしまうので、2.5cmごとに樹脂で固定することに変更しました。
前回のものは
このような間隔でしたが、今回からは
このような間隔で樹脂固定するように変更になります。
価格は5cm当たり税抜き500円は変わりません。
(3)アルミ2連電極についてのご意見などをいただきました
いつも素晴らしいご提案ありがとうございます。
ブログ内の「細くて長いチップを作ってほしい」と言う
のは自身が相当昔にお話させていただいたものかと思います。
そのような中で解説378記載の「格安なアルミ2連電極」は非常に興味を持って
おります。いくつか質問させてください。
１．並行コードを１セット２本を１極で２セット通されていますが
通常の電極チップは１セット１本づつで２極でした。
これは強度的に２セットにしないと難しいということでしょうか。
従来通りの１本１極であればチップそのものもより細く（技術的に可能かは別問題）
尿道を通るケーブル自体も細く出来るのではと感じました。
１セットにした場合、強度的にチップ間の樹脂カバーは必須かなとは思っております。
もしくはチップ間だけステンワイヤー等を沿わすのもありかも？と感じております。２．サンプル写真の線加工は3.5mmステレオジャックでしょうか。
某オムロン機器ですと装置側は2.5mmモノラルジャック（メス）の為
2.5mmモノラルジャック（オス）で作成することは可能でしょうか。
（他の方からの質問です。自身はコネクタ化するため切りっぱなしでOKです。）以上になります。
ご確認のほどよろしくお願いたします。
追伸を頂いています。
すみません追記？です。
ブログ記事を全て見れておりませんでした。
並行コード２本は強度的にだったのですね。
大変失礼しました。＞もしくはチップ間だけステンワイヤー等を沿わすのもありかも？と感じております。
とお話したのは、光ケーブルなどの弱電線などでは強度を上げるためにケーブルに
ワイヤーなどの支持線を一緒に添わせ光ケーブルそのものにはに負荷がかからない様な
仕様になっているためです。現在ですと形状記憶ワイヤーがありますので、それをチップ間に添わせれば
強度が確保できるのでは？と考えました。
ワイヤーが通電してしまうとダメですので、ワイヤーのみチューブで覆い線を沿わして
その上からゴム被覆であればそれなりの強度になるのかなと考えております。
もちろんケーブルには動く分の余裕は若干必要だと思います。
場合によっては接続は全て手前側のチップで行いワイヤーそのものを導線にして
先端チップへ送ってしまってもいいかも？素人考えで申し訳ございませんが、もしよければ考察いただけますと幸いです。
URLは光ケーブルの断面図です。住友電工 ドロップケーブル
https://sumitomoelectric.com/jp/products/optigate/optical-fiber/drop-cables
以上になります。
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
コードの強度の問題は、平行コードは二本がくっついているからある程度の強度があるのであり、分離させると極端に弱くなる。ということが経験的にわかったので、平行コードの一本のみを使う場合は、完全に樹脂内に埋め込んでの使用以外はしないことにしています。毛利元就 三本の矢の逸話（１本の矢なら簡単に折れるが、３本まとめて束にすれば折れない）にもあるように、二本のコードをまとめると一本よりは格段に強くなるようです。なので、チップ間を連結するコードは何かでカバーするのでなければ、平行コードにすべきだと考えています。平行コードは長い使用実績がありますので、ある程度は耐久性などがわかっています。もちろん平行コードでも切れることはありますが、通電機能と一緒に使っていると、切れる前に通電しなくなるので、それで寿命の見極めがつくので、比較的に安全であると考えています。
おまけに今回のアルミ二連電極では、チップ間の平行コードにナイロン糸も沿わせていますので、切れることは殆ど無いであろう、と考えています。
また、チップ間を弾性ワイヤーで繋ぐという手段は、現在エイリアンや、ヤジロベエで使っている技術なので、当然その可能性については最初に考えましたが、低価格電極というのが今回のテーマでしたので、今回の選択肢からは外しました。今後このタイプの製品の需要がある程度あるようでしたら、弾性ワイヤーでの接続については検討する予定です。
また、弾性ワイヤーを導線にするというアイデアもありがとうございます。いつか試してみたいとおもいます。半田が付かないというのが一番の問題点です。
あと、平行コードの二本重ねというのは、とても大きいようにおもわれますが、2.5mmx2.5mm程度のコードでしかいなので、サイズ的にはしっぽなどに使っている外径2.5mmのチューブに近い大きさです。
それゆえ、今回話題1のキーホルダー形式のプロステートチッにも使用しています。いくら狭い尿道の方でも使用にはまったく問題のないサイズだと考えています。
また、２．５ｍｍのイヤホンジャックにつきましては、以前に検討しましたが、適切な工作用のようなパーツが販売されていないので、コード付き完成品を購入して、コードに外部から接続するという方法しかないので、現在対応はしておりません。特別に市販のジャックをお送りいただいて、それに接続してくれ、というようなご依頼でしたら有償にて対応いたします。
また、パーツとしてジャック単体で販売しているというような情報などご存じでしたら、教えてください。
また、光ケーブルの例などのアドバイスありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。
本格的に高度な技術を使って量産するのであればいくらでも安価に良いものが作れるということはわかっておりますが、私どもの製品は、小学生、中学生の工作のレベルでお作りしている一品ものなので、スマートなものがご提供できないことにつきましては、なにとぞご容赦ください。
(4)ムカデ電極についてのご意見などをいただきました
お世話になっております。
前回、ウミウシver5を購入させていただき、かなり愛用させていただいております。
その上で、ブログの方からムカデ形のチップを見てふと面白そうと思ったので、技術的に可能であればぜひ注文したいと思いご連絡させていただきました。
フラットタイプのチップの凹部分に、樹脂で凸を作り、イメージ的には正面から見ると十字の形になるようなチップを作ることは可能でしょうか？
十字型にすることで排尿をしやすくしかつ刺激も強まるのではとの考えです。簡素で雑ですが、イメージ画像を添付しておきます。
またこれが不可でも、完全留置型のウミウシver5の作成をお願いしたいと考えています。シリコーンペッサリーを用いる形になると思いますが、ウミウシ5の完全留置での注文が過去にあったか、完全留置の病院事例があったか教えていただけたら幸いです。
長い文となり申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
私もムカデチップについては、同じようなことを考えていました。単純に、コードを樹脂で固定するだけのつもりでしたが、ムカデを連想してしまうとどうしても、ムカデのおなかを強調したようなデザインにしてみたいとも考えていました。が、具体的なイメージまではもっていませんでした。
十字のイメージをもう少し具体的にお示しいただければ、作成は可能だとおもいます。
あと、ウミウシ5の完全留置というのは、私としてはあまり乗り気になれません。理由はウミウシ5の形状は一旦膀胱に深く突入すると、より膀胱方向に進みこむ可能性が高いとおもうので、外部から管理できない状態での使用はには、不安を感じます。
その理由は、エイリアンの開発過程において、ウミウシ5のような円弧上の長いチップは、一旦膀胱のある深さまで進むと、その後気付くこともなく際限なく深く進む傾向がある。ということが分かったからです。それを反省材料として、現状のエイリアンの完成品では、膀胱部からは逆にカーブするＳ字形状にしています。
また、完全留置については、先端のチップが何であろうとも、後端部は、本日の話題1の、キーホルダー形式が良いのでは、と、今は思っています。
(5)今週の特注です
〇その1
陶器プレートの水着テントセットのご依頼です。お見積りは
陶器板：6600円
オール水着生地のフリーサイズ紐パン：6600円
陶器板のホールサイズは26mm-24mm（最小）、水着はパステルカラーのご指定です。
〇その2
ご依頼は
ご注文内容
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ / S（約41mm） / 35cm（最長） / 1 個/ 4400円
三穴方式オプションチップ（括約筋ストッパーチップ） / M / 1 個/ 1650円
イボ付きチップに変更オプション / / 1 個/ 1100円
ナイロン糸追加（オプション） / 35cm（最長） / 1 個/ 1100円メッセージ
ウミウシver.4イボ付き希望、糸2本でお願いします。ストッパーは付けた状態で発送お願いします
糸追加をご購入いただいているので糸2本が個別に生える形式になっています。
〇その3
ご依頼は
2024年8月10日に開発日誌に投稿された
「20240810 極細アルミ2連電極」について購入したいと思います。
製品仕様は投稿日当日、FC動画にアップロードされたものと同じものを希望いたします。
お見積りは
第一チップ（本体＋ケーブル＋電極加工）：1100+1100+2200円
第二チップ（本体＋ケーブル＋電極加工）：1100+1100+2200円
追加糸：1100円
プラグ加工：1100円
チップ間樹脂：1100円
ナイロン縫い合わせ20㎝：2200円
今週もありがとうございました。
(6)近況です
今週は循環器内科の定期受診がありました。僧帽弁をクリップで摘まんで逆流を止めるという手術の後4年経過しましたので、年に一度のエコー検査もしてもらいました。
が、エコー技師さんはドクターが直接診断するケース以外はほとんどの場合女性の技師さんのようなのですが、私の15年間の心不全生活の中で初めての男性の技師さんでした。が、初めからすごく悩んでいるようで、何度も席を立って別の所へ行って資料をチェックしながら検査をしてくれました。検査には30分以上かかるのでいつもは雑談をするのですが、まったく余裕のない様子で作業をされていたので、会話を挟むチャンスもみつけられませんでした。結局検査中ずっと悩み続けているような感じで、いつもよりも長い時間を掛けて検査をしてくれました。
ドクターに、今日の技師さんとても悩んでおられたようですが、こんなに異常な心臓に初めて出会って戸惑っていたのでしょうか。と話しかけると、確かにこれほどの心臓を普通は見ることないかもしれない。と、答えてくれました。ドクターも私の特別に崩れてしまっている心臓については、ひどい心臓だという意味で同じ認識のようです。
で、結果は前年と殆ど、変わってないとのことです。
前年の画像
今回の画像
めでたしめでたしのようです。心不全度のバロメーターのＢＮＰの値も、300台に回復しており、こちらについての先生の見解も、まあこの心臓でこれ以上の数値を望むことが無理でしょう。とのことです。
こんなに順調であるのであれば、後5年くらいは生きられるかもしれない。と思っていますが、さすがに先生にそんなことは申し上げませんでした。返事に困られるだろうとおもうので。
おまけに、今週は、紐パン陶器板方式のペニス埋没時の前立腺留置に、最も使い勝手のよさそうなキーホルダー形式のプロステートチップも新しく登場しているので、あと５年ほどは完全埋没生活を楽しませてもらおうか、と考えているところです。
