OKプロステートチップ解説87-市販ローターの壊れやすさ徹底調査


ボタン型振動子を埋め込んだ尿道プロステチップという前立腺マッサージ器、おもしろそうだし、快楽は尽きないだろうし、まさに正真正銘の前立腺マッサージ器と言えそうだけど、、、、。きっとすぐに壊れるのではとほとんどの方がお考えだと思っています。
昨日頂いたイラストレーターさんからのメールでも、

尿道チップのバイブはお話をきくだけでもかなり中毒性が高そうな気配がします。仕様上開発が難しい部分もあるかと思いますが、創作的にもとても惹かれるため今後の発展を楽しみにしています。

控えめな表現ですが、壊れないものを作るのは難しいのではと考えられているのが良く分かります。



ローター3種類合計100個ほど購入して、ことごとく破壊テストをしてみました。全てが壊れました。もったいないとのご心配は不要です。残った電池boxをバイブプロステチップのコントロールboxとして使用しますので、資材としての価値は残っています。

破壊箇所は全てモーターとの接続部分でした。細い導線をモーター端子とハンダでくっ付けているだけなので簡単に取れてしまいます。ハンダの付け具合で、2-300グラム程度の力で外れるものから、丈夫な物でも1kg程度の力で引くと全て外れました。さすが電池boxの重み程度で外れるものはありませんでしたが、うっかり引っ掛けたりすると容易に外れるとおもいます。

有効な対策は、接点を樹脂で固めてしまうことです。それも金属の接続部分のみでなく、ビニール被覆も一緒に固めることで圧倒的に強度が増します。家庭用電気器具などのコードは導線も結構の大きさがあるので、導線と端子の接続のみで一定の強度は保てますが、ローターなどのコードは導線も細く、導線のみでは引っ張り強度が足りません。被覆ビニールと一体で強度が保たれています。ハンダ付けではビニールはつなげないので、樹脂で導線とビニールを併せて固めることにより、接点もコードの強度と同等になり、簡単には破損しなくなります。




理屈上次に壊れる可能性があるは、断線です。金属導線を被覆して一体で引っ張り強度に耐えるようになっています。通常十分な引っ張りに耐える強度をもっていますが、唯一の弱点は、被覆内部の導線の金属疲労による断線です。同じ箇所を繰り返し折り曲げていると、金属は必ず折れます。繰り返し力のかかる場所は器具との接続部です。ここは、柔らかい樹脂でコーティングすると、滑らかに折り曲がりますので疲労が少なくなります。柔らかい樹脂といえば、シリコーンか一番ですね。



後はケーブルの太ささになります。もちろん細いほど尿道にやさしいので、ここのみが悩みどころです。



あと、電池boxは単純な構造なので、接続不良以外はあまり壊れませんが、こちらの交換は小学生程度の知識があればできるとおもいますし、弊社にお送り頂いても500円程度で交換可能です。


今回開発中のバイブレーションプロステチップは肝心のチップと、振動子と、ケーブルとの接続部という、一番重要な部分を全てチップの中心部に埋め込んでいるので、絶対壊れないだろうとおもうほど頑丈に仕上がっています。勿論チップ自体を折り曲げるほどの力がかかるとダメです。

普通モーターなどは放熱の必要があるので、完全密封はできないのですが、携帯電話用振動子は極端に弱い電力なので、密封しても発熱の心配はありませんでした。



上記の、問題点整理などにより、開発中のバイブレーションプロステチップ何度もバージョンアップを重ね、いまや絶対の自信作に迄進化しています。


上から順に

第一世代:チップの後端に振動子端子が突き出しているので、端子部に無理な力画かかる可能性がありました。



第二世代:振動子端子をチップの中心部に移動させることにより、振動子との接続の絶対的安全性を確保しました。



第三世代:振動子のケーブルと、電池boxからのケーブルの接続もチップの中心部に移動させることにより、ケーブルを一本化し、よりシンプルで破損の可能性を少なくしました。



〇リトルマーメイドチップ

第一世代まではチップは樹脂チップのみと考えていましたが、第二世代以降は、先端半分がガラス、中間部が樹脂、後端部が振動子で構成されるハイブリッドタイプにしました。
ガラスの部分が人間で、中間の胴体部が人間と魚の融合部で、後端部以降が魚のしっぽのような気がしてきましたので、リトルマーメイドチップと名付けたいとおもいます。








〇今週の特注1


ご依頼は

2018-08-25のブログ
〇覚醒チップのコブラツイスト上から5番目
税抜き6000円(5000円+ツイスト費用1000円)、特注のみ
をチップ長さL(約60mm)で正式にお願いしたいです。

結果は、59,8.5,10,10てした。



〇今週の特注2


ご依頼は、

プラスして、ザ・プロツイストを
正式に特注をお願いしたいです。

チップ長さ60mm・糸の長さ35cm・白色

結果は62,10でした。


〇今週の特注3


ご依頼は

質問ですが、12月8日のブログの特注で「解説71の特注4と同様」があります。これと同様のを樹脂で作成可能でしょうか?

お忙しいところ、無茶な質問ですいません。

当方の営業担当が、12月8日のブログの特注4と勘違いし、普通のセミロング形状でしたので、作成可能ですとお返事してしまいました。

実は12月8日のブログの特注1の事で3コブロングのコブラ形状のご依頼でした。
単純に考えると、ガラスは一点で極端にグイっと曲げることが割と簡単なのですが、樹脂ではそれができません。
理由は、平面形状だと形崩れが少ないので柔らかいうちに細工しても計算通りのものができますが、立体では支える方法がないので、柔らかいうちに成形しても、だらりと垂れてしまいます。比較的やりやすいのは、平面で成形しある程度型崩れしなくなった所で、両端に少しずつ力をかけてできる、スクリュー形状でした。ツイストは一か所に集中して曲げるので、柔らかいうちでないとできません。所がその箇所が曲がるほどの柔らかさだと、他の場所も垂れ下がって曲がってしまうので形状の維持ができません。ほぼ形が固まる迄、何時間も10分ごとに形補正をする必要があります。逆に立ち上げても型崩れしない程度迄効果が進むと、曲げても、少しすると元の形に戻ってしまいます。これも10分ごとに曲げ続ける必要があります。

今回どのような方法を採用したかは、ご想像にお任せしますが、割と手間がかかりました。

結果は、58,8,9,5.5,10でした。

ちなみに二つ目の写真の下段は私のテスト用につくったものですが、ガラスのバイブチップにはまってしまい、他のチップを入れる気が全く起こりません。私自身は今後しばらくはバイブチップ以外を尿道に入れることはなさそうです。バイブチップは本当に麻薬です。



今週も特注ありがとうございました。