OKプロステートチップ解説103-「一穴一極」原則への反対意見を頂きました。

f:id:ok-lab:20190420100608j:plain

今週の記事内容です。

(1)二連樹脂の糸が切れて尿道に残っているとのご報告がありました。

(2)「一穴一極」原則への反対意見を頂きました。

(3)「一穴一極」の試作品発送しました。

(4)覚醒タイプ「一穴一極」の特注を頂きました。

(5)初期型核振チップのご感想を頂きました。

(6)コブラツイストの核振チップの依頼を頂きました。

(7)弓型カーブのロングチップの特注を頂きました。

 

(1)二連樹脂の糸が切れて尿道に残っているとのご報告がありました。

 今朝、取り出そうとした二連チップが、先端と二番目のチップの間の糸切れにより、先端が体内に残ってしまいました。
下手すると膀胱内 に落ちた可能性がありますが、排尿時に出てくることはあるでしょうか?

 私はガラス作業中で手が離せない状況だったのでスタッフに返答を依頼しました。

 体内に残ったチップにつきまして、ほとんどの場合は(膀胱に落ちた場合でも)排尿で出て来ます。
水分を多めに取って、何度か排尿をお試しください。
最悪でも数日以内には出るかと思われます。
もし出てこない場合はお知らせくださいませ。

 続報です。

 しばらく様子を見ます、ありがとうございます。

 今現在ご報告を頂いておりませんのでまだ取り出せていない可能性がございます。

痛みがあるのであれば週明けには病院へ行かれることをお勧めします。

35mmの樹脂ショートチップなので、普通であれば排尿で出て来そうな気がしますが、内尿道括約筋が固い方などでは出ないこともあるのかもしれません。

 

糸切れは、ナイロンは引っ張りには強いので普通の使用では切れないとおもいますが、鋭利なもので引っ掛けるなどして傷がついた糸は簡単に切れます。私は糸に結び目を作るときに固く結ぶためにペンチで糸を摘まんで引っ張りますが、ペンチの縁は鋭利なので摘まむ角度を間違えて引っ張ると糸が切れることがあります。

 

現在、私も二連チップの改良版をテスト中です。試作の場合樹脂がよく乾燥してないままでテストしますので、一度先端チップが尿道内で外れていたことがありました。その時の経験では、外れているとの認識はなかったので、二連チップは通常排尿では飛び出て来ることはないので、不用意に排尿していると、二つ目のチップのみが飛び出てきました。見てはいなかったのですが、チップが出てきたということで二つのチップが外れているのだろうと容易に推察できました。そしてもうすでに便器に落ちてしまっているので仕方ないと思って最後まで排尿をしました。その時ほとんどわからないくらいにスルッと何かが通過した感触がありました。便器の底を除いてみると、それは外れた先端側のチップでした。便器の底を確認しなければ、外れた先端チップが排出されていることに気が付かなかったかもしれないとおもいました。

 

その経験から、もし今現在膀胱に違和感がないのであれば、すでに気付かないうちに排出されている可能性もあるかもしれないとおもいます。もちろん少しでも違和感があるのであれば、膀胱に残っていると思います。受診をお勧めします。

 

今考えている、安全性と利便性を考慮した改良版二連チップはこのようなものです。

f:id:ok-lab:20190420104718j:plain

もう少しテストしてみて問題がないようでしたら正式に発表したいと考えています。

 

 

(2)「一穴一極」原則への反対意見を頂きました。

解説102の「一穴一極」宣言について反論というか、異なるご意見をいただきました。

 すでに単極や双極など研究がすすんでおられて、もう自分の出る幕はないと思いますが  少なくとも自分の結論は前立腺内での双極なのです。  いろいろお調べになった見識がおありと思いますのでそれらを否定するつもりはありませんが、  電極のことばかりやってきた自分の結論は、他組織間の間に電流を流さない方が良い、ということです。  その場所でその部位その器官を刺激するためだけに流すべきです。  単純に何の学術的根拠もない個人の感想ですが、組織をまたいで電流を流すとあまり効かない上に  不快感が大きく出ることもあります。尿道用の電極も全然別な形式のもので試しましたが、  効果的な刺激を出すためにはいわゆるマッサージ器の流用ではダメで、極性までコントロールできるPES  https://www.peselectro.com/  のような専用のコントローラが必要です。  諸外国のこういった電気刺激サイト片っ端から見ましたが、技術的に難しいらしく、それこそ前立腺に  双極設置できるチップなんて岡田様のものだけです。  昨年申し上げていたようにそんなチップが喉から手が出るほど欲しかったのです。

 私もこの方のご意見が普通のご意見で、おそらく正統派のお考えだと思っています。

この方も述べられておられるように、電極は極性のコントロール迄できて初めて製品として完結するのであり、私どもの力では正統派の電極付きチップは作成する能力はありません。市販のマッサージ器のコントローラを流用するという前提で考えた場合の妥協案が、「一穴一極」宣言です。

また、電極については、すでに多くの方が研究されているので、私どもがそれよりも高度な物をご提供できる自信もありません。電極というジャンルのほんの一角に席を貸して頂ければ十分だと考えます。その意味では、完璧や正統派を目指すのではなく、独自カラーを出したほうがよい、という考えです。運よく私どもは尿道チップとお尻チップを取り扱っているので、「一穴一極」にかなり適した立ち位置にいる。などなどです。

 

安全ということは、刺激がぬるいということで、電極による究極の快楽を追求される方の要望は満たしてないとおもいます。逆にそれは医療器具などとしては適しているとおもいます。

私の祖父は前立腺がんで死んでいます。老年男性にとって前立腺は快楽の対象よりもほとんどがトラブルの対象です。前立腺のマイクロカレント治療はおそらく今後の主要テーマの一つになるとおもいます。その先鞭をつける、というのが私の本心です。

 

 

 

(3)「一穴一極」の試作品発送しました。

f:id:ok-lab:20190420111835j:plain

モニターの方に、尿道のみ一極のチップお送りしました。ご感想がいただけましたらご報告いたします。

 

 

 

(4)覚醒タイプ「一穴一極」の特注を頂きました。

f:id:ok-lab:20190420112125j:plain

ご依頼は、

ブログの解説102を見て問い合わせしたのですが、覚醒チップのLサイズの電極付き、ケーブル長さ30cmの物を注文したいのですが可能でしょうか?

 

覚醒は前立腺コブが一個だけなので、ほぼ全体を電極にしてみました。

加工の都合で二枚のアルミになっていますが、電極としては連続した一枚です。

ケーブルが二本の平行線になっているのは、ケーブルのしなり具合などがちょうどよいからです。扁平チップと扁平ケーブルという弊社の独自性もこっそり主張しています。

 

 

(5)初期型核振チップのご感想を頂きました。

結論から言うと自分には合いませんでした。

 その後の電極の他の方のレポートも含め、自分はやはり軟組織が弱い方なのだと思います。
 確かに初期のチップの振動はすさまじく、これは侮っていたかもしれんと思いつつ、
 強弱調整しても、最終的にはただの激しい刺激にしか感じず、性的快感を全く惹起しないのです。
 やがて、普通に粘膜にローター類を使う時に感じる、「このままいくと粘膜を損傷する」という危機感が来て、
 実際に撤去したあとは激しく染みたり自発痛があったりして、いわゆる怪我になってしまいました。
 それでも見切りが良かったのか、1日で回復しました。

 

お返事です。

核振チップは既に第2バージョンに移行していますので、初期バージョンのことはほとんど忘れてしまいました。

ほとんどのお客様からの反応は慣れると物足りなくなるという内容でしたが、粘膜損傷の危険を感じたというご報告は予想外でしたので是非ご紹介させていただきたいです。

 

 

 

(6)コブラツイストの核振チップの依頼を頂きました。

先だっての商品、とても快適です。
大きさも丁度いいかんじです。
常時繋留したいのですが、コントローラーが邪魔になってます。

先ほど、サイトを見てDCミニコネクター並びに勾玉形状のアイデア素晴らしいですね。

そこで、次のような物は作成できますか?

ガラス 形状:核振でコブラツイスト コブのサイズは12㎜くらい。
勾玉仕様、DCミニコネクター、長さは25㎝、ICコントローラー

以上の製品の見積をお願いします。

余談ですが、飲み込み防止のために、小生は亀頭にシリコンリングを装着し、このリングに糸あるいはコードをテープで貼り付けて、常時繋留してます。
普段陰茎が委縮しているときはチップが括約筋を通り越してますが、勃起すると糸が引っ張られて括約筋近辺まで戻りますので、快感が増します。

 

コブラツイストの核振は作った経験がないので、試してみたいと思います。うまくできましたら次週にご紹介いたします。

 

余談部分についての私からの感想です。

Ver.2のコードは適度の固さがあるので、尿道内では折り曲がりません。ということは委縮して尿道が短くなると、チップは奥に進みます。

この方は、勃起時にチップが戻ってきて括約筋を刺激して気持ちよいとのことですが、私は逆の効果を感じています。

 

普通の状態で、前立腺には留置しているが膀胱には達していない位置に留置していると、気分が落ち込んだとき、尿道がより短くなり、先端が膀胱突入し刺激が強くなり、俄然元気がでます。元気になって少し長くなると元の留置位置に戻ります。この繰り返しで永久エネルギー人間のように常に活力のある状態が維持できます。偶然採用した、24線入りシリコーン被覆並行コードですが、今までのナイロン糸にはない、予想以上の効果があるようです。

そのようなこともあり、単純にナイロン糸の代わりに並行コードを使った

チップなども試作テストしています。良い結果がでましたら製品化いたします。

f:id:ok-lab:20190420100608j:plain

 

 

(7)弓型カーブのロングチップの特注を頂きました。

 

 ・膀胱内に侵入する部分は、大きくても8mm程度の小ぶりなものが良い
 ・前立腺内にあたる部分は刺激が強いと楽しい
 ・基底部は太めが良い
 ・曲がりが大きい方が安定する

 という覚醒チップ系の結論のようなものがわかってしまいました。
 「曲がりが大きい」のは万一膀胱に落ちた時には自力で出にくい要素となりますが、
  前回のは先端が大きかったため、排尿して膀胱の収縮に沿って出ようとしても
  先端が尿路から逸れてしまうというのが原因だったように感じます。

  自力で出そうとした時に、いい感じの向きになっててこのまま押せば出そうと思っても
  なにか面であたってる感じになってそれ以上押せなかったのです。

  先端が細ければ、尿路の方を向く確率が高く、いったん出口に向かえば、排尿圧で出ると思います。

  また以前は膀胱内部分の大きさこそが快感と安定のために大事と思っていましたが、
  実際に安定に寄与してるのは曲がりと基底部の大きさで、先端はあくまでガイドに過ぎないと  思います。

 

f:id:ok-lab:20190420114735j:plain

結果は

f:id:ok-lab:20190420114820j:plain

 

以前覚醒チップが大変良いとご報告頂いていた方です。覚醒の一コブがよいのではなく、カーブが強いのが良いという結論のようです。

 

 

現在もチップが残留しているとおもわれる方が早く解決しますよう願っています。