OKプロステートチップ解説361-シンプルに形状記憶プロステートチップという名称にしたいと思います

今週の話題です

(1)シンプルに形状記憶プロステートチップという名称にしたいと思います

(2)今週の特注です

(3)近況です

 

(1)シンプルに形状記憶プロステートチップという名称にしたいと思います

概略90度にカーブした形状記憶ワイヤーでもって、前立腺に留置するメインチップ、と、球部尿道に留置するサポートチップ、とを連結するタイプの新しいプロステートチップの名称ですが、最もその機能のすばらしさを理解してもらえそうな名称は、単純に「形状記憶プロステートチップ」でよいのではと思うようになりました。また、以前から命名していた「プロステートエイリアン」は大きい分類では、「形状記憶プロステートチップ」に属し、そのうち、膀胱に留置するチップとも形状記憶ワイヤーで連結されているものに限って、「プロステートエイリアン」と呼ぶことにしようかなと思っています。

〇形状記憶プロステートチップとは、

前立腺に留置されるメインチップと、球部尿道の振り子部尿道の近くに留置されるサポートチップとを、概略90度にカーブした形状記憶合金ワイヤーで接続したものです。

〇チューブカバーされた形状記憶プロステートチップとは、

また、形状記憶合金ワイヤーにチューブカバーをすることにより、チューブの摩擦を利用して、ワイヤーの任意の位置に、スクリュー補助チップや、メッシュストッパーチップを接続することができます。これは外見的には従来の「しっぽ」に似ていますが、根本的な違いはしっぽはチューブの内部が柔らかい糸ですが、今回の製品はしなやかに曲がる形状記憶ワイヤーになっていることです。(糸では押し込むことができなかったのですが、ワイヤーでは押し込みが可能になります)

スクリュー補助チップと、メッシュストッパーチップの主たる目的は、球部尿道の外尿道括約筋の手前で、メインチップの膀胱方面への侵入を防止することです。

一番確実に侵入防止ができるのは、メッシュストッパーですが、メッシュストッパーが括約筋に密着した状態の長時間継続は、括約筋に過剰な負担をかけるので、出来れば、通常時は、括約筋に密着しても比較的穏やかな形状の、スクリュー補助が、第一防衛チップとして、括約筋手前で、前立腺への侵入を防止し、そのスクリュー補助も前立腺に吸い込まれてしまった場合の、第二防衛チップをメッシュストッパーにすると、普段はメッシュストッパーは括約筋には接してないので、トータルでは、尿道全体にとってやさしい留置になるようです。(球部尿道は比較的広くできているので、メッシュストッパーがワイヤーに対して直角になっていても尿道への負担は少ない)

〇一般的な形状記憶プロステートチップの、前立腺部チップとして、利用できるチップは、すべてのブルーチップ、すべてのステンレスチップ、すべての陶器チップになります。チップの後端部に形状記憶ワイヤーを、樹脂で固めて接続しますので、本来のチップ長よりも5-7mmほど長くなります。

〇ほとんどの現在販売しているプロステートチップはある程度カーブしているので、形状記憶ワイヤーのカーブ方向は、そのカーブに合わせた角度のカーブになりますが、、チップ自体がカーブしていないショートチップについては、ワイヤーのカーブに対してフラットにも接続が可能です。(ブルーチップのフラットカーブチップと同じような使い方ができます)

〇形状記憶ワイヤーのメインチップとは反対側に接続する、サポートチップは、短くて、直径10mm程度の概略円盤状になります。(メインチップが細い場合はそのサイズに合わせて幅は狭くします)材質はエポキシ樹脂です。

前立腺部用メインチップと、球部尿道用サポートチップの区間にある形状記憶ワイヤーの長さは、4cm、5cm、6cmの3種類くらいで選択してもらうことにします。その長さの区間で大まかに、70度-90度程度曲がったものになります。短いワイヤー区間では90度曲がると弾力がきつくなり過ぎるので、70度くらいになります。

これまでが推奨形態ですが、その他、よりシンプルな形状の形状記憶プロステートチップも作成可能です。

〇メインの前立腺部チップと、球部尿道のサポートチップと、形状記憶ワイヤーのみで、チューブカバーもしないタイプのもの

チューブと尿道の相性が悪い方、また、短時間利用で、且つ、亀頭の外でのストパーなどで、確実にチップの膀胱方向への侵入を防止できる方には、最もシンプルで低コストなものになります。(使用しているチタンニッケル合金は比較的生体適合性の高い製品だそうなので、直接皮膚に接触することのリスクは少ないようです。前立腺を広げるためのスプリング状の前立腺ステントなどにも使われているようです)

〇チューブカバーはつけるが、補助チップは付けないタイプのもの。

チューブカバーすると、粘膜圧迫の圧力は軽減しますが、粘膜との摩擦は大きくなりますので、どちらを選択するかは、尿道粘膜の乾燥しやすい人、しにくい人、という各人の判断になるとおもいます。私のテストでは、どちらでも数日の連続留置では大きい差は感じませんでした。裸のワイヤーの方が押し込み時の抵抗が少ない。ということは言えるとおもいますが、ある程度の潤いがあれば、チューブでも大きい違いはなかったです。というか、スクリューやストッパーが先に粘膜に接触するので、チューブが粘膜に接触する機会は少ないとおもいます。

〇チューブカバーと、スクリュー補助のみ

やはりメッシュストッパーが括約筋に密着すると、ある程度の負担にはなるので、それを避けるには、スクリューのみという選択もあるとおもいますが、スクリューは押し込めば、簡単に括約筋を越えてしまいます。なので、この構成でも、膀胱侵入を防止するための、亀頭外での吸い込まれ防止装置は必要かとおもいます。

〇チューブカバーと、メッシュストッパーのみ

吸い込まれ防止のみが目的であれば、こちらが一番シンプルで、安全性が高いのでは、とおもいます。

メッシュストッパーが括約筋を越えられない、というのは私のテストで、無理に押し込もうとしても押し込めなかったという経験のみなので、格段に広い尿道の方などでは超えることも考えられますので、各人が、ご自分の尿道で押し込んでみて、本当に超えられないかを試してみるのが良いかとおもいます。

従来の糸仕様での括約筋ストッパーは、指や押し込みワイヤーなどで押すと、チップ自体が倒れてしまうので、押し方によっては、簡単に括約筋を越えてしまい、安全性のテストもできなかったのですが、形状記憶プロステートチップでは、ワイヤーを、サポートチップを使って押すことになるので、ストッパーが倒れないので、膀胱落ち込み防止機能の確実性についてのテストができる。というのも利点になるとおもいます。

〇あと、チューブカバー無しでは、スライド可能なスクリュー補助は付けることができません。固定位置であれば付けることも可能です。

また、チューブカバー無しでのメッシュストッパーはチューブの摩擦でストッパーをとめられないので、極細のチューブで縛り付けるような形式になります。

〇補助チップのサイズについて

スクリュー補助のサイズは、最小7.5㎜程度迄小さくはできました。

メッシュストッパーのサイズは、最小で、幅8mm、長さ11-12mmです。亀頭部通過時にはほぼ倒せるので、幅が通過できれば長さは殆ど影響しません。

また、形状記憶ワイヤーに接続したストッパーはいろいろと押し込んでみてのテストでも括約筋を超えることはできないようなので、大きくする必要もないようなので、標準のサイズを幅8mm-長さ12mmにしようか、と思っています。

動画もどうぞ

video.fc2.com

〇価格予定(税抜き)

通常のチップに形状記憶ワイヤーと、サポートチップの接続費用3000円

チューブカバーの追加費用は1000円

スクリュー補助3000円

メッシュストッパー2000円

写真の例では、いずれもチューブカバー、スクリュー補助、メッシュストッパーが付いているので、通常チップ価格+形状記憶仕様にする費用3000+チューブカバー1000+スクリュー3000+メッシュストッパー2000円です。

〇接続の技術について

その前に、私が購入している形状記憶ワイヤーは実際に計量してみると、グラム単価2000円ほどでした。私が今までに製品の材料として購入したものの中では最も高価なものになります。単純なチタンワイヤーなどと比べても桁違いに高価です。

ワイヤーとチップの接続は、2工程に分かれて接着しています。チューブカバー付きの場合はは3工程になります。各工程で確実な接着を確認してから次の接着工程に進みますので、作成にはかなりの日数がかかります。

単純な接着のみでなく、ワイヤーとチップはフックされるような形で接着していますので、抜ける心配はありません。もし外側から接続部をカバーしているエポキシ樹脂が割れるようなことがあっても、内部は何重にもかためられているので、外れることはありません。が、外側の樹脂が破損した場合は、その時点で使用は止めてください。

 

(2)今週の特注です

〇その1

ご依頼は解説268の特注9と同じもの、お見積りは

お尻チップ 樹脂素材2コブUターン:6600円
電極加工:2200円×2
ケーブル:1100円
端子加工:1100円

 

〇その2

ご依頼とお見積もりは

1、
双頭核振動覚醒Lサイズ(8mm強モーター):8800円
・ICコントローラー:2200円
・平行ケーブル用ストッパーM:1100円
・USB加工(煮沸対応):1100円
2、
ウミウシver.5(糸2本 長さ30cm):11000円
・六穴方式オプションチップ(括約筋ストッパーチップ) :2200円
・六穴方式オプションチップ(亀頭外側ストッパーチップ) :1650円

 

〇その3

海外からのご依頼です

Order details
ICコントローラに変更(核振チップオプション) /  / Number 1/ JPY2200
OKプロステート核振チップ 陶器素材セミロングタイプ / M(約45+15mm) / 8mm / Number 1/ JPY6600
ナイロン糸追加(オプション) / 25cm / Number 1/ JPY1100
スクリュー型補助チップ追加オプション(生体適合樹脂) / M / 4mm(近) / Number 1/ JPY3300
三穴方式オプションチップ(亀頭外側ストッパーチップ) /  / Number 1/ JPY1100

生体適合樹脂のスクリュー型補助チップはケーブルには取り付けできず、かといって追加の糸にスクリューをつけると本体のケーブルと干渉して尿道内で扱いにくい、ということをお伝えして、ケーブルに白い樹脂製のスクリューを取り付けるように変更させていただきました。

 

今週もありがとうございました。

 

(3)近況です

先週予告していた今週のスケジュールは、どれも予告通りにはならなかったようです。

いや、スタッフがカレーショップのお別れ会のために東京に行くという予定は変わらないようです。なので来週の週末はスタッフ不在のため、メール問い合わせなどへの対応はできないとおもいます。

あと、病院事例の報告をいただける予定でしたが、思わぬトラブルのため、"怒りが再燃してしまったので、レポートは来週以降にお送りします。 "とのことです。怒りが再燃した理由を、私はお聞きしていますが、それを発表してしまうと、レポートが面白くなくなりそうなので、レポートが届くのを待ちたいとおもいます。

特許申請は、図面屋さんがお忙しいようで、私の予想通りには進まなかったようです。日本の多くの企業が、株価の様にイケイケのようなので、特許申請も目白押しなのかもしれませんね。

弁理士さんからは、形状記憶合金で接続したチップと普通に曲がったワイヤーで接続したチップの特徴的な違いを教えてください。という質問がありました。

1.形状記憶合金は押し込むときや取り出すときに、その位置の尿道の角度に合わせて変形してくれて、留置位置にくると、記憶した形状になってうまく収まる。

2.普通のワイヤーだと、細いと簡単に曲がるが、その分金属疲労になるので折れやすい。太いと曲がりにくいが、その分尿道に余分な負担がかかる。形状記憶合金は、細いものであれば、簡単に曲がるが、曲がっても許容範囲内での曲がりでは金属疲労にはならないので折れない。

3.尿道の形は勃起状態や萎縮状態や、歩き姿勢、立ち姿勢、座り姿勢、横たわり姿勢、座り姿勢の椅子からの圧迫などにより常に微妙には変形しているが、、

形状記憶ワイヤーはその変形にしなやかに対応して、ワイヤーも変形してくれるが、記憶した元の形状には影響がない。普通の細いワイヤーだとしなやかに変形はしてくれるが、元には戻らない。固いワイヤーだと、殆ど変形しないので、体位が変わるごとに尿道に大きい負担がかかる。細い形状記憶合金ワイヤーは、許容範囲の曲げであれば、かかった力に応じて、しなやかに変形して、力がかからなくなれば元の形に復元し、かつ金属疲労が起こらない。

4.この許容範囲内の変形であれば、かかった圧力ににしなやかに対応し、また圧力がなくなれば、元の形に戻る性質は、形状記憶ワイヤー入りのブラジャーの有効性と同じものだとおもうので、はるか昔の形状記憶ブラの特許申請文を読んでみたらいいのでは。とお答えしておきました。推測ですが、巨乳の方などはゆっさゆっさと揺れる力をしなやかに支えてくれるブラの有難みをよく理解できるのではないでしょうか。固い変形しないワイヤーでは、気持ちよくは、支えらないとおもいます。

〇メスイキしながら、びくびくしたり、痙攣したり、反り上がったりすることにより、つねに変形している尿道で、しなやかにその変化を吸収したり、反発してくれるのが、形状記憶プロステートチップではないでしょうか。適度な反発力により、メスイキの深さも向上するのではないでしょうか。そういえばエネ〇グラも体外にあるつるには弾力を持たせていたような。