エポキシ樹脂は沢山の良い性質を持っていますが、唯一の弱点は脆性、もろさです。今回の糸外れも最大の原因は樹脂自体のもろさであり、また硬化不足も重なりご迷惑をおかけいたしました。
〇エポキシの脆性をカバーする画期的な技術をご提案いたします。この技術は単にプロステートチップの強度補強に留まるものではなく、エポキシを使った他の製品の強度補強などにも利用できるかもしれません。
エポキシ樹脂の上から瞬間接着剤をコーティングし、その上に再びエポキシをコーティングすることによりエポキシの脆性を補強します。
この技術が可能なのは、エポキシと瞬間接着剤の相性がとても良いからです。
みなさま困難な接着を考えるとき、瞬間接着剤を使うか、エポキシ系接着剤を使うかいずれかだとおもいます。両方を使ってお互いの弱点をカバーするという発想ですね。
瞬間接着剤は引っ張りなどには強いですが、金槌などてたたくと簡単に破壊されます。その弱点はエポキシのコーティングでカバーされます。
もしかしたら新しい接着技術として、みなさまもお試しくださいませ。
このアイデアはご利用者様から頂いたアドバイスから思いつきました。
お世話になります。今回ロングチップを購入させていただき、快適に活用しています。糸の出ている部分が少し割れていましたが瞬間接着剤で補強し、問題なく使用しています。
最近出血したとの記事が多いと思いますが、自分もショートチップの時２回出血しました。尿の力を借りず引き出したとき、無理が生じるのでしょうか。取り出す時に、括約筋外側尿道の曲がっている内側に細い糸が食い込み出血と考えています。糸の付け根が括約筋外いにとどまるか、付け根にプロテクション（糸を太くするか、ビーズのような小さい球をつける）と優しくなると思いますがどうでしょう！それなら２連チップでもよいような気がしますが（笑 最近トラブル続きとお見受けしますが、改善され素晴らしいチップを開発できること心より応援しています。
ビーズのアイデアは、今はイメージが湧きにくいので、記憶にとどめておきます。ありがとうございました。
〇ご希望のお客様に糸張り付け加工工程に瞬間接着剤サンドイッチ加工処理を追加する予定です。
普通に糸を樹脂接着し、一週間の乾燥の後、樹脂の上から瞬間接着剤を塗り付け樹脂補強を行い、乾燥後その上から樹脂を塗り重ね、一週間の乾燥後出荷いたします。瞬間接着剤補強の加工は税抜き1000円の追加料金になります。
抜けにくい特大チップやロングチップの特注などされる方はご検討くださいませ。追加料金が発生しますことと、納期が大幅に延びますことからメールでのご依頼をお願いいたします。
〇膀胱などへの安全性について
大きいチップが膀胱に落ち込んだりして、抜けない位置にあるときに無理な力で引くと、膀胱や尿道におおきな損傷を与える可能性もあります。ある程度以上の力がかかると糸が外れるというのも一つの安全対策とも言えなくはないとおもいます。瞬間接着剤補強するとその面では新しい膀胱損傷などの危険性も考えられます。
〇素材の安全性について
従来製品は体内に留置するため比較的安定性の高い、ガラス、ナイロン縫合糸、エポキシ樹脂のみの素材使用でしたが、瞬間接着剤の使用により、新しいリスクは発生するかもしれません。ただ、素人知識ですが、一時歯の接着にアロンを使って居たような記憶もあるので、かなり安全性は高いとおもわれます。
〇単純な糸抜けについて
今回の樹脂の脆性というテーマとは関係ないのですが、糸抜けというご報告も二件いただいております。どちらも二連チップでのご報告でした。二連チップのチップ間距離を広くしようと引っ張ってみると、糸が抜けたようです。これは承知していましたが、通常使用でそんな力で引くことはないだろうと考えていました。ただ、お二人からご報告を頂いた時点で公開はしていませんが、マイナーチェンジで改良しています。(埋め込む糸に引っ掛かりを付けています)
柔らかいナイロンなのである程度以上引っ張ると伸びて細くなります。細くなると当然抜けやすくなります。
抜け防止対策はメインチップ部分のみですので、セーフティーチップなどは現行製品でも強く引けばぬけます。
今週の特注です。偶然ですが、特大のセーフティチップの特注が二つ重なりました。
〇今週の特注1
メッセージ欄にてのご依頼です。
チップ長さ40mmで前方の太い部位は8mm後方は9mm、
セーフティチップを8.5mmの球状でお願いします。
弊社は二次元加工しかできないので、原則このご要望にはお答えできないのですが、試験的にお作りしてみました。大変手間がかかりますので今後はあまりお受けしたくありません。
〇今週の特注2
以前に特注3連ロングを作成された方のご依頼です。
紐の交換をお願いします。セーフティーチップのところに補助チップ形状の物をお願いします。大きさは6mmの丸が２つひょうたん型で厚みを通常の倍にしてもらいたいです。
この方も球形のセーフティチップをメールでご依頼頂いておりまして、3次元加工の技術はないのでお断わりしましたところ、裏技で厚みの増大でご要望いただきました。結果球形に近いものになりましたが、これも加工専用道具をもっていないので苦労ました。
〇今週の特注3
ご依頼はメッセージ欄で
・第一チップ 長さ3.5cm、前方幅6mm、後方幅9mm。後方のくびれ変化（細→太）を急に
・第二チップ 長さ3.0cm、前方幅7mm、後方幅6mm。厚みを0.5mm程プラス各チップの角に丸みをもう少し付けることは可能でしょうか。
締め付けた際の擦れる痛みや、挿入時の抵抗を軽減できるのではと期待しています。
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2チップタイプであれば外尿道括約筋を超えることはできるのですが
私の場合、サイズがギリギリのようで挿入に苦労しているため
前方部の幅を狭くして改善するかを試したいと思っています。
後方部の幅を広くしているのは、外尿道括約筋でのストッパーの役割を期待しています。
第二チップは全体的に細くする事で挿入時の抵抗減少を狙っています。
出来るだけご希望に沿えるよう努力いたしましたが、結果に自信はありません。
各チップの角に丸みというご要望に苦労しましたが、結論として、丸みのある樹脂チップを二つ別に作り乾燥させてから、糸をガラスチップのように外から張り付けてみました。
普通は半乾燥の状態で糸を埋め込むのですが、糸を埋めた後は、糸の近辺は丸みをつくれないので、先にチップのみ作成しました。
〇今週の特注4
普段は太さ8mmのデコボコした可動式金属ビーズを使用していますので、
可能でしたら前立腺部に収まる部分の太さは8mm~9mmを希望いたします。ガラス全体の長さ、効果的なコブなどは自分では
なかなか把握できていないので
製作者のご経験にお任せいたします。
金属ビーズでは刺激には満足していましたが
尿道括約筋への負荷が悩みでしたので
できるだけ負荷が少ない
小子宮への効果的な刺激が今の目的です。
尿道経験者さまのようなので、少し大きめのものをチョイスさせていただきました。
解説50のコメント欄にも糸外れ対策のアドバイスを頂いています。
糸が外れる件ですが、チップの端側に糸を通す穴を開け糸を通し結んで、強度を確かめた上でのエポキシ樹脂を巻きつけるのはどうでしょうか？
そういうチップ自体の加工等難しいのかもしれませんが、、、
ありがとうございます。糸接続に関しましては、結ぶ、穴を通すなど沢山試作を経験していますが、括約筋のデリケートさは予想以上です。私がテストしたケースでは数日の連続使用で何らかの異常が発生しました。穴をあけた樹脂に糸を通す、ガラスに輪っかを付けて糸を通すとかです。
